「用の美」というのは生活雑器である小石原焼の魅力を語る時に書かせない表現です。暮らしの中で使っているうちに「使い勝手」→「用」が極まって結果的に暮らしぶりを表す一つの型が自然と成っていく。その「型」が生活「美」に昇華するというようなイメージをもっています。芸術とは違い、また芸能でもなく技術というのも異なるニュアンスがやっぱり「暮らし」「生活」に使われてなんぼ、という世界にあるのだろうと感じます。10/6の全国5時間中継に向かいつつ「用の美」についてふっと閃くところを綴っていきます。
@写真は小石原焼伝統産業会館。毎日のように大型バスで小学生が体験学習に訪れています。