くまモンが有名になってから熊本県東京事務所の所長になったくまモン仕掛人の県庁マン佐伯さんをたまたま訪問した時のこと、「変わってないなあー」というのが第1印象でした。これから書くことは元々兵庫県人のわたしが約30年ほど前に熊本に住みついてから感じてきた「熊本生活」からの独断と偏見です。
昨年訪問したときの東京の佐伯さんはくまモンの仕掛人、育ての親としてすでにマスコミ界を賑わし、東京でも地方でも今一番聞きたい講演者の一人として売れっ子でした。くまモンというのはある種「佐伯さんのような熊本人」を象徴して作ったのだろうと感じていましたが話を聞いてるうちに益々確信を深めました。佐伯さんはわたしがまだ熊本県民テレビ勤務の時代に県庁の広報課の職員で当時は細川さんが総理になる前の熊本県知事でわたしは一応、県政記者も形だけはさせてもらってたので「ズームイン!!朝!」のプロデューサーも兼ねてしょっちゅう県庁で話題探しもしていました。むしろ記者よりも「ズームイン!!朝!」プロデューサー、ディレクターとしての動きの方に重きがありました。
逆に佐伯さんは広報としてはまだ現場の一人でしたので走り回っておられましたが、いかにも熊本人の風貌と話し振りは印象に強いものでした。わたしのほうは好き放題やっていたテレビ局時代ですから今思えば冷や汗が出ることばかりですが、久しぶりに都道府県事務所で会った佐伯さんの変わらない熊本人=くまモンの一徹ぶりはくまモンの成功の秘訣をしっかりと感じさせてくれていました。