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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

バーナード・リーチと軍師官兵衛

 今年の1月18日から熊本日々新聞社の連載小説で「リーチ先生」が続いています。と、いうのを村民スタッフで大工のときんちゃん(辻富貴男さん)から聞いていました。ときんちゃんから記事をもらって読んでみると原田マハさんという作家の小説で東峰村の小石原焼に深く関わる英国人の陶芸家バーバード・リーチさんが主人公です。

 バーナード・リーチは柳宗悦、濱田庄司ら共に昭和初期の民藝運動を支えた英国人陶芸家です。日本各地を歩く中で「小石原焼の窯元が移り住んで興した大分県の小鹿田焼(おんたやき)」を見いだし、柳宗悦らと小石原も訪れました。小石原焼は柳宗悦を中心とする民藝運動に取り上げられる事によって有名になり民陶の里として高度経済成長期に乗り一気に時代を駆け上がりました。

 さらに柳に師事し後に分派する実業家三宅忠一(すき焼き、しゃぶしゃぶで知られるスエヒロの創業主)が小石原焼の発祥の地、皿山の興隆の大きな原動力になりました。さて、この小石原焼の民陶むら祭が5月3日から5日まで今年も開催されます。正直言って「官兵衛で國創り」と「民陶むら祭」の接点を模索していた数日です。

 高取八山が官兵衛、長政父子に朝鮮から連れて来られ開いた高取焼。そして官兵衛の孫、三代光之公が招いた伊万里の陶工たちと高取焼子孫の焼き物の融合にはじまる中野焼が小石原焼となります。焼き物の歴史は官兵衛に通じるのですが、これには大河ドラマに等しいほどの民陶の歴史ドラマがあるのです。しかし、昨日の深夜から今朝の未明にやっと抜け出しました。

 熊本の新聞小説「リーチ先生」を知り、再び小石原焼のルーツに到りました。しかもこのルーツを解いていけたのは大工のときんちゃんのおかげです。村民スタッフの力は凄いのです。

*このブログはNHK大河ドラマ追走番組「官兵衛で國創り」と連動しています。
*次回第17回「官兵衛で國創り」は~官兵衛と民陶むら祭の接点~ をお送りします。

*「官兵衛で國創り」の視聴、関連情報はとうほうTVホームページ
*「官兵衛で國創り」FBページ


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