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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

国宝で思い出したキラリと光る若い人たち(兵庫にて)

 青井阿蘇神社の国宝のニュースをもらって、宮司と奥様の話を書いていたら、写真に写っている人たちを見て思い出した人がいます。私の向かって左隣にいる若い男性です。川崎剛さんですが、彼はこの1200年祭の頃、大学は卒業はしたものの・・、という状態でまだ人吉に事務所があったプリズムを訪ねてきました。しばらくは書生のようにこき使われていたにもかかわらず、この1200年目のおくんち祭りのときもボランンティア志願の一人としてやってきました。

 当時は、プリズムには山江村のお杉ばあちゃん(杉松悟さん扮するばあちゃんです)の息子、孝亮君が見習いで通っていましたのでこの二人で随分祭り中継の準備を手伝ってもらいました。川崎さんはその後、自転車で日本1週するんだといって出たのはいいものの、自転車旅行では肝心要のお尻の病気でままならなかったり、青年海外協力隊でオーストラリアの方へ出向いたときは、何でも野犬調査だといって、犬の数を数えていたりと、もうひとつ動きがよくわからなかった人でした。どこかユーモラスで、母方が熊本だったと思いますが、最初は山口で住民ディレクター講座をしているときに鹿児島から通ってきたりしていて鹿児島の名物料理を中継番組で披露するなど面白いキャラクターでした。

 その彼氏が1200祭の番組で隣に座っていたのですが、つい最近、佐賀県のほうで新聞記者に受かったといって連絡があったのでした。丁寧にハガキをもらっていたのにこっちもうっかりほったらかしの状態だったので電話してみました。元気そうでスポーツ記者をしているとの事でした。住民ディレクター見習いの日々が勉強になったと(お世辞もあったとしても)心から話してくれました。ちょうど彼が1200年祭に来たときに実はもう一人、大分県から青年が来ていました、こちらのほうは優秀で?!早々と大分県のテレビ局に入っていました。14年間マスコミで働いた経験からするとどちらがどちらともないのですが、ただこのようにプリズムを訪ねてくれる若い人たちが多いのと、こちらが彼らの期待に応えるような仕事を思う存分させてやれないことが申し訳ないことです。
 
 いまだにぷーたろう君や放送局、新聞社にいるもののその仕事に疑問を持ってプリズムを訪ねてくる若者はいっぱいいます。かつての自分をみるようで、何とか彼らの望みを達成する場を創ってやりたいと考えています。マスコミはマスコミの役割があるのですが、どうもそことはちょっと違うものを求めている若者たち、この人たちの共通するコンセプトは地域貢献だったり、社会事業家という切り口です。
状況は彼らを求めているのですが彼らの夢を満たしてあげる状況はまだじゅうぶんにはありません。

 川崎君をきっかけに思い出した彼らの顔は男の子も女の子もかなりの人数になっています。それぞれに今はバイトをしたり仮の職場でがんばったりしている人が多いので、今年の目標の一つは彼らの活躍の場作りです。これには多くの人たちの協力がいるので一朝一夕にはできませんが、状況は近づいてきています。それにして改めてこの写真を見るともこのときはいっぱい若者が集まっていたものです。
 

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