一昨日、福岡空港に着いて気づいたことがありました。空港ではマイカーを泊めるためいつも駐車場を探します。時間がないことが多くいつも大きな道路沿いで適当に入れます。福岡空港で大体1日に1000円から800円です。一昨日は意外と早く到着したので少し車で空港周囲を回ってみました。すると700円の駐車場がありました。
少し奥に入りますが呼んでもなかなか人が出てきません。呼び鈴でやっと出て来られた人はのんびりとされていて帰りの日を聞きます。もしかしたら一日延びるかもしれないと話すとその時はまた声をかけてくださいといってさっさと前日までの安い金額で領収を切られます。とても人柄が良くて付近のお宮さんの話(神武天皇がご祭神)等をして東峰村の田舎にいるようです。ここからちょっと20メートルほど大きな道路沿いに出るともうそこは大都市です。金額は一挙に1000円になり受付の人も事務的で流れ作業です。
同じく東峰村から15分、高速のインターに乗るために杷木町まで出てくるともうそこは「街」です。東峰村なら十字路で車が行き交う時相手が必ず譲ってくれてすれ違いには礼をされます。杷木にくると我先に出ようとし、譲られても無視してさっさと行ってしまいます。住みやすい地域とは??経済や効率で動いていた時代では立ち行かなくなっているにも関わらずその調子で今も唯我独尊で暮らす街や都市の人々。一方で若者を都市にとられ高齢化がすすんでもひたすら山や田畑をしっかりと守ってきた人達。高速周辺や空港周辺の狭い地域にも同じ構図がそのまま移設されています。
ちょっと歩くだけで見える世界、年末年始の47元中継もちょっとつながるだけで見えた普通の年末年始でした。しかし普段はまだまだ見えなくなっている世界でもあります。普通の住民がつながってどんどん表現していくことで「普通」が変わります。