「ITで開拓!人、大地。」を理念に全国の住民ディレクターをネットワークしてきた一般社団法人 八百万人(やおよろずびと:通称はっぴゃくまんにん)はすっかり変わってしまった新しい時代にマッチした実践者の集まりとして生まれ変わるために今年度でこれまでの会員制を廃止します。
日本最長寿の住民制作番組「使えるTV」のケーブルテレビ放送の終了に続いて人のネットワークも新たに紡ぎ直しです。ITはすでにICTという表現が馴染んできたようにコミュニケーションのないところに生きた活用策は生まれません。また人のネットワークも依存関係では何も生まれず主体的に行動する人の集まりこそ先を拓きます。他人のふんどしにぶら下がる生き方はわたしが20年前に提唱し実践してきた「住民ディレクター」ではありません。
自分で考え、判断、決断し、日常の中で自分自身を磨き、自分自身の力で課題に取り組み解決していく人たちを求めます。このような「住民ディレクター」の生き方が消滅の危機にある地域を何とかしていく力になると考え、20年前にテレビ局を退職し、自分からはじめた生き方です。「住民ディレクターという生き方をお伝えしています。」とは20年間一貫してやってきたことです。
時代はまさに住民ディレクターの時代に入りました。この時代の到来を予感し平成8年におそらく20年はかかると先を読んでひたすら人を求めて全国を歩いてきました。今、新しい一歩を歩みだすに当たってこれまでの20年間は珠算でいうと「ご破算に願いまして」といきます。毎日がゼロスタートですが、大きく20年ぶりのゼロスタートです。よろしくお願いいたします。