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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

豪雨被害の佐用町から(2)

昨日いったん東京に戻り、今また佐用に引き返しています。日程を調整しつつ日々の動きを創っていますので、いつまでとかがまだ今は言えないのですが、今日の昼から明日の昼までは間違いなくいます。

報告をと常に考えますが、先にするべきことが多くどうしても報告が後になります。この状態は佐用町役場が全くそのまま拡大したような状況です。情報の発信がとっても大事な局面ですがその仕事より不明者の捜索や被災者の救援、サポートが優先で圧倒的に人員不足です。合併による役場職員の縮小、合理化、住民の増大(合併しているから職員の担当する町民の比率が高くなっています)などが結果的にこういう非常時に弊害が出てくる、というある役場職員のため息が印象的でした。日頃ケーブルテレビに関わっている職員はマスコミ対応で手一杯で、席には誰もいません。その情報を加工して町内に発信することがまずは出来ることですが(マスコミには全部出ませんから)そのためのスタッフはボランティアに頼らざるを得ません。
そして何より町外から応援に駆けつけてくれるボランティアのサポートなどに職員の力が投入されます。応援はありがたいことですが、現地のサポート不足が来られたポランティアの力を生かせないのです。それはまだいい方で、来る方も指示が
ないから「対応が悪い」ということになってしまいます。残念なことですが、このことに関してはあらためて「ボランティア」について整理して書きます。

さて、その一方で住民ディレクターネットワークの可能性を感じています。が、これもその理由がありますので「住民ディレクターが いい」という自賛をしようというのではありません。当然わたし自身が現地入りしてそこから呼びかけて賛同して動いてくれる方がいるので動きが速いということです。この4日間で京都綾部、宮津、兵庫三田から3人が入ってくれただけで相当のサポートができました。その3人にプラス映像やネットに強い町外の行政ボランティアが来てくれるとチームを組んでかなり効率よく有効な動きを創れます。

そして佐用町では住民ディレクター、まちかどカメラマンの皆さんと活動していますので、被災の片付けにめどがついた方から少しずつ役場に来ていただいていて、地元の方々も動いてくださるようになっています。この町内外の恊働の仕組みが恐らくこういう非常時に最も役立つネットワークの在り方のひとつではないかと考
えていました。住民ディレクターは総合的な企画力をもったまちづくりのリーダーを目指しているといってきたことがわかりやすく皆さんの目の前に見え、この状況こそ本領発揮をする時と感じます。

さて、本論です。住民ディレクター(少しでも経験のある方)で佐用支援の意志がある方はお知らせください。現地入りは勿論ですが、地域SNS(さよっち)がありますからネット上でも力を発揮してもらえると考えています。やはりこの活動の特徴は映像、メディア活用なのです。さらに「映像は苦手で」といつもおっしゃっている皆さんも佐用支援の意志のある方にはぜひ力をお借りしたいと考えていますが現状からまずは発信面に協力いただける方々に絞ります。サポートできないからです。ただし、「さよっち」、「ひょこむ」に入っていただき各方面からサポートするコミュニティを立ち上げてもらう分には問題ありませんのでお願いします。今、わたしがその方々にできることは招待性のこのふたつの地域SNSにご招待することです。
後は自主的に自律的にやっていただくことは大変ありがたいです。もう少し時間が経つときっと皆さんの動きを総合的に活用させていただける「時」が来ると考えます。わたしたちの動きが「住民ディレクター」から「住民プロデューサー」の動きに変化する時期が来ますので、その時は総合的な企画力を活かす動きになると考えます。
まだ第2報ですが、仕組みができてくるいろんな発信ができていきますのでよろしくお願いします。
@写真は大木や泥が入り込み水が溢れ出した瑠璃寺を流れる河川。男の子はお寺の子どもさんで住民ディレクターとしてかつてケーブルテレビで瑠璃寺のお猿のリポートをしてくれた。9日夜は警報の後、急激に増水し一時孤立しかけたということでした。この地のこともまた報告します。

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