放送記念日特集NHKスペシャルで「NHKと東日本大震災」という番組をやっていました。後半のところで生活情報を広範囲の地域にどう伝えるかが課題としてあがっていました。必要な情報を必要な地域にスピーディーに届けるには結局HPやTwitter、コミュニティFM,ケーブルテレビ等それぞれの特性のあるメディアにいかに配信するかが課題です。
当初はNHKで文字で知らせていたのが次第に情報量、地域数が増えると膨大な量になります。住民からすると自分の地域情報を見るためにはずっと画面を見ていなければならないことに無理が出てきたことがリポートされていましたが当然です。そしてNHKの人力、財力をベースに膨大な取材スタッフとサーバーや配信システムを整備しているのですが最終的にプロの記者(NHK)とOBや経験者などが情報収集するようです。
ざーっといえば生活者で情報収集できる人材が様々なSNSを活用してNHKとつながる仕組みがあれば大きく貢献できるはずです。しかも生活情報の前に被災状況とかSOS発信とか被災初期からの動きが伝えられます。また生活情報の後の復興期にはそのプロセスが伝え続けられます。震災から1年とか放送記念日とかだけではなく3.11から毎日のように必要な情報があってその日々の情報活動を担うのは記者さんでなく生活者しかいません。
こういうことを普通に出来る人達のことを「住民ディレクター」という概念で表現しています。現在、情報通信月間イベントとして準備している「創発の地域づくり住民ディレクター30元5時間中継」はそういう目標に向かって動いている現場をご紹介します。