地域に花を咲かせましょう！

　2007年の最後の日になった。と、いっても今はそんなにピンと来なくなっている。昔なら年の瀬はそれなりの締めくくりの気持ちと、新しい年を迎える期待感が入り混じって世の中が独特の光景に見えていたと思う。ただ、年齢相応に、か？いつものようにばたばたと片付かない仕事に追われる気もなく、手がついてない年賀状にも慌てずに、というよりあきらめの心境でのんびり構えている。兵庫県の静かな田舎町で母らと過ごしている。閑静な田舎町にやってきても一人賑やかなのはやはりテレビだ。このテレビにずいぶん長い間付き合ってきたものだ。さっきまではドラマをやっていたが、今は昔ながらの国民的行事のようだ。
　
　２０数年前からずっと考えていることは例えばこの１２月３１日の深夜の時間帯にみかんを食べながら国民的行事を見るのではなくて、私たち自身がこの国民的道具であるテレビを使ってもっと楽しく年の瀬を過ごし、新しい年を積極的に迎える準備に使えないかということだった。今年も見る側で終わるが、２００８年は何とか国民的に使いたいと、展望を持って２００７年を閉じる。ちなみに写真は平成４年の頃、黒澤明監督の「七人の侍」をイメージして発想した「花咲か一座の豪快ＴＶ」のパンフレットだ。この頃からテレビをうまく使う方法を実践していた。地域住民とわれわれ「よそ者集団」が協働しながら新しい活動を起こす試みを番組化していく番組だった。生粋の地域おこし応援番組だ。住民ディレクターの原点の番組だ。ちょっと前からパンフを見つけて気になっていたが、やっと披露できた。

　さて、皆様本年は大変お世話になりました。来年も懲りずにお付き合いください。では、よいお年を！　
　２００８年は地域に花を咲かせましょう！！