東峰村の伝統行事「獅子入れ」が昨日の3地区で全てを終えました。昨日は朝6時半から夕方4時頃まで密着しました。
3つの集落が岩屋神社で合同でお参りしてからしめ縄をない、はちまきや腰ひもになります。太鼓と子どもたちが獅子入れを知らせて回り、ご祭神の伊弉冉尊(いざなみのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の三神の名前を書いた和紙をもった人を先頭に鬼、獅子が続きます。
田植え、梅雨が終わり無病息災、悪霊払いをする伝統行事です。集落の全戸を回りますので人口は少なくても都会と違い一戸一戸家が離れているので40~50戸でも相当な距離です。また同じ鬼の面や獅子を3つの集落でリレーして使いますので各集落は全戸を回ると次の集落にバトンタッチしそのまま直会(なおらい=飲み会)です。わたしは昨日は3集落連続で夕方まで歩き回りましたが3つめの栗松地区が終わって直会に参加させていただきました、乾杯のビールやつまみの美味しかったことといったら格別でした!!。なにしろ昼食抜きで走り回っていましたから。
この行事については前も書きましたが子どもが回ってくるだけでばあちゃんやじいちゃんがどれだけ喜ぶことか!?獅子入れのもつ役割は過疎の町村ほど貴重な「高齢者見守り」であり「元気を産み出す地域貢献事業」です。秋田県のなまはげに共通点があるとおもいますが全国でこのような行事が今どうなっているのか?こういうことを記録しながら繋げて行くことも「住民ディレクター」の役割です。