隅にひとつ小さなオイルランプがありましたが、それではっきり字が読めるはずがありませんでした。
すべては暗闇の中でしたが、彼が呼んでいる姿は見えたのです。
当時の私は少々愚かだったので、「夜中の1時半に本を読むこの男性は誰だろう? まあ私には関係
ない。何かをしているのだろう。何かの祈りをしているのだろう」と深くは考えませんでした。
その時、犬が吠え始めました。すると教会の片側に座っていたその人が、次の瞬間、教会の反対側に
座っていたのです。
3秒も4秒もかからない内にです。100%誰かです。私は大声で言いました。「ちょっと、見て、そんなまさか」
彼は私の手中にありました。
彼は逃げられません。私は自分のエネルギーをとても強力に高めました。彼はもう私から逃げることは出来ません。