ある時、大変な思いをしてたった2枚のチャパティ(全粒小麦粉からできた平たいパンでインドの常食)を手に入れた私は、それを包んで1日か2日分の食料にするために大切に取っておきました。
私はチャパティを1日に1枚食べました。私の性格を知っていますよね。私はそれを大切に、大切に保管しておいたのです。しか私が瞑想して深いトランスに入っている間に、何百何千という蟻の大群が私のチャパティを食べに集まっていたのです。
私はそのチャパティを取り上げ、蟻を払ってチャパティを水できれいに洗いました。そして「有難う御座います!」とババの写真を見ました。最初の5~6年ペヌコンダでの生活は大変でした。初めはこのアシュラムにドアがひとつもありませんでした。
初めて外国からやって来たのは、あるすばらし日本人の生徒でした。このアシュラムの住人たちは皆、お腹を空かせていました。私はあるお金を全てある男性にあげてしまっていました。その娘の命を救うための手術にお金が必要だったのです。それで私たちは米がなくなって困っていました。
もし本当に望めば、村人たちにお金を恵んでもらって何かを買うという手もありました。その当時はハリ、シヌ、アンソニーといった数人の弟子たちがここにいました。プラサーダム(プラサード)を作らなければならないのに、米がありませんでした。少しだけ野菜があったので彼らはスープを作ろうとしましたが、米がまったくありませんでした。
※仙人補足:この時、ミラクルでお金でもお米でも出せば良いではないか?と思う人もいるでしょうが、ミラクルの力は現生の幻の世界から真実の神の世界に導く(相手の心にフックする)ための道具ですから、このようなことに、神の使命を果たす目的で、与えらえた力を使うことはご法度です。たとえ飢えて死んでも使うことはできないのです。ミラクルはフックを行うための道具ですから、それが目的で霊性修行をする人は、幼稚園生とスワミは、私に叱責したのです。
電気配線があったりで難しい行程なのですが、ぼちぼち気長くやっています。アフリカからすべての材料が届く、6月中頃までに出来あげれば良いので、怪我をしないようにぼちぼちやります。気は若いが、体は粘りが衰えています。