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古文書解読講座

2014-07-27 00:40:44 | 記録
 2014年7月26日(土)
 暑中見舞いを数枚投函したが、葉書を購入しなくてはならない。

 午後、秋田県公文書館での第5回古文書解読講座を受講した。6月28日(土)から始まった毎週土曜日開講の講座の初回には、東京国立博物館の「特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」 の「翠玉白菜」などの展示をめぐる博物院の歴史や歴代皇帝の収集品に関する解説をする講演会があり、聴講することができたので講座は受講できなかった。この講演を聴講したので、文物鑑賞にこれまでより奥行きができたと感じられた。
 特別室での「翠玉白菜」の鑑賞には、1~3時間の待ち時間があり、行列に連なってちらりと見ることが許されていた。至宝の展示期間は午後八時まで休館日なしだったので、館内の展示をゆっくりと鑑賞でき、ホテルオークラレストラン ゆりの木で夕食をとって、日暮れ時の博物館の庭の風情も楽しむこともできた。

 さて、古文書解読講座は、二回ずつ講師が交代して講義が進められてきたが、第5・6回は、出典「秋田藩家蔵文書を読む」ー八酒出金太夫李親家蔵文書(A280-69-18)をテキストにしての解読だが、この文書は、『茨城県史』中世に活字化され、秋田県立公文書館で開架閲覧できる。
 丹波、和泉、美濃などの所領の支配に関する施行、遵行などに関する文書の解読である。
 足利将軍、佐竹、土岐、畠山、細川などの間に取り交わされた文書で、ほぼ同じ内容の文書が、いろいろなくずし字で書かれており、執筆者の書き癖を知ることができることやそれらを読み取ることで、少しずつ難解なくずし字に馴染んできている。なんとか粘り強よく取り組んでいけそうだ。
 特別展に展示されている古文書に見ただけでひるんでいたが、ひるむことなく楽しむことができるように取り組んでいきたいと思っている。

 夕方。「吟の会」の夏の例会が「我楽」を会場に行なわれた。保泉、加成、小杉、伊藤、佐々木、荻原の面々が一同に会して、会席料理を楽しみながら、現代の俳句論を中心に激論を交わし、ビール、ワイン、冷酒などを飲み干しながら、喧々諤々…
 気の置けない仲間とのひとときを大切にしたい。
 今回の担当は佐々木さんと荻原さん、次回の秋の例会は、瑠紅さんの担当で湯沢に出かけることになった。