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福島県の有機農業を考え,日本の食糧自給を考える

2014-07-31 21:26:29 | 記録
 2014年7月30日(水)
 今日は、長女と一緒に「るーぷる仙台」の一日乗車券¥620を購入して、復興支援の展示「仙台市博物館「室生寺展」・宮城県美術館「ゴッホの「ひまわり」展」」を鑑賞した。

 「るーぷる仙台」では、最初に「瑞鳳殿」前で下車。戊辰戦争の碑の前では、久保田藩との経緯も彫り込まれていた。

 復興展示は、言葉では表せない感動!!


  


 2014年7月31日(木)福島県の有機農業を考え,日本の食糧自給を考える2013年7月31日を再考する
  2013年7月28日(日)秋田県立大学 環境社会学研究室「福島県農業の今に学ぶ」を再考する。

 福島県の農業は、有機等の栽培方法に関わらず、販売方法が回復しているとはいいがたい。
 しかも、仮設住宅を出るめども立たず出自を消失する現実に直面している。仮設住宅の暮らしの辛さは、察するに余りあるが、東電の役員には想像することすら無理だろう。経験したことのないことを想像することはできないと思われるからだ。
 
 福島第一原発の汚染物質処理に関しての手だてが、ことごとく期待を裏切る結果を示し、放射線障害から逃れられる方法を信頼出来る形で提示していない東京電力の当時の責任者達は、強制起訴を免れることはできない事態になっていることが、すべて最悪の状況であることを如実に語っている。

 この現実を改善する方法を着実に一つづつ、こつこつと足元をしっかり見つめて行なっていく。
 水俣、戦後の被曝、その後の様々な化学物質障害への対処などのの教訓を鑑みて、被害を受けた方々の苦しみを共にすることの大切さを背負っていかなければならない。

 

八幡平へ、秋田市功労賞のお祝い

2014-07-31 00:54:17 | 記録
 2014年7月27日(日)
 Nacs-j秋田の7月例会(一般参加可)で、八幡平へ向った。天気予報は、雨。山中に入ると大量の水蒸気が天に昇っていたものが雨粒となって降り注ぎ、止まない雨に悩まされた。

 後生掛温泉、大沼共に雨の木道を進んだが、途中で引き返すことになった。大沼は、以前行った時よりイヌツゲの繁茂を防ぐ処置がほどこされていたが、イヌツゲと交代するようにアブラカヤが風にそよいでいた。
 トリアシショウマ、ヤマブキショウマ、モミジカラマツ、タチギボウシ、アサヒラン、トキソウ、ツルリンドウ、ヤブランや地衣類のホグロハナゴケ(樹枝状地衣類)、ナガサルオガセなどが雨の中に花を咲かせていた。
 各所に…地獄の噴気があり、地球が行きていることを実感した。

 帰路立ち寄った道の駅「あんとらあ」や上小阿仁では、山野草の新種改良展示に圧倒された。

 総務担当の河野さんが、一般参加者の次回以降の参加希望の調査をしたり、黒温泉卵を配ったりと細やかな心遣いをしていたことが印象的だったが、一般参加は固定化するより新規の参加者を集るべきではないかと思った。昨年、数回の蜂の惨禍のために参加出来なかったが、会の運営方法が変質してきていることを感じた観察会だった。

 2014年7月28日(月)
 7月11日の秋田市の記念日に表彰された「秋田城を語る友の会」と「秋田城跡ボランテイアガイドの会」の推薦を受けた夏井勇さんをお祝いする会が港の銀水で開催された。大正9年生まれの夏井さんの受賞は遅すぎたとも言える。いつまでも柔らかな頭能で、導いて欲しい。

 2014年7月29日(火) 
 今日は、夕食に昨日持ち帰った鯛を使って鯛飯を炊いた。鯛の身をほぐしていたら、鯛のタイを見つけることができた。
 
 鯛飯はこれまでのどの鯛飯よりも美味だった。新鮮な鯛の仕入れが、ちゃんと味に顕われている。
 

東北電力天下り

2014-07-29 01:26:15 | 記録
電力天下り、震災後も継続・宮城 河北新報 2014年7月26日(土)
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140726_11016.html

 宮城県の原子力行政を担当した技術職トップのOBが、福島第1原発事故後に東北電力に再就職していたことが25日、分かった。慣例に従ったとみられる。県は東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の再稼働の可否判断に深く関わるだけに、中立性や公正性の点で疑問の声も出そうだ。

◎再稼働判断中立性に疑義

 県は「一定のルールに基づき、経験を生かせる人材を紹介している。再就職が行政判断に影響することはない」と説明。「内規に基づき、退職後2年以内の人は紹介していない」と話す。
 県によると、OBは東日本大震災から間もない2011年4月、東北電力電源立地部に再就職した。原子力安全対策課を所管する県環境生活部次長で退職し、再就職直前までの2年間は県公害衛生検査センターに務めていた。
 関係者の話では、東北電での肩書は電源立地部調査役。年収600万円で退職金はないという。
 環境生活部幹部が東北電に再就職するケースは1989年に始まり、震災前7人、震災後1人の計8人。ほとんどが県庁で原子力安全対策室長や原子力センター所長などを経験している。
 東北電力への再就職の状況は表の通り。県環境生活部の技術職トップが代々引き継いでおり、慣例化している様子がうかがえる。原発事故後に一部県幹部から再就職を辞退するよう提案されたが、中断されなかったという。
 東北電力は「当社事業を円滑に推進していく上で、専門分野に見識のある人の助言が必要と考え、採用している」とコメントしている。
 電力会社が原発を再稼働させるためには、原子力規制委員会の審査に合格した後、「(立地県などを想定した)地元の同意」を得る必要がある。宮城県も安全性を検討する独自組織の設置方針を固めており、従来の立地自治体と電力会社の関係は変化している。
 女川原発では、2号機について規制委による審査が行われている。

<癒着の温床の一つ>
 国会事故調査委員を務めた野村修也・中央大法科大学院教授の話 規制当局が事業者のとりこになる温床の一つが「天下り」。一定のルールを守れば許されるものではない。福島の事故の教訓を大事にしなければ、原発の安全性に対する信頼度は低下する。行政の判断も信用を得られなくなるだろう。

◎「内規通り」正当性強調/宮城県、慣例化を否定

 宮城県OBの東北電力への再就職について、県は25日、「内規に基づいている」などと正当性を強調した。技術職トップの「天下り」先として慣例化しているとの見方については、「自動的に行く(再就職する)わけではない」と否定した。
 県人事課は「在職中も客観的な立場で業務に当たっており、恣意(しい)的な要素は入ってこない」と説明する。
 過去を含め、再就職した8人はいずれも県環境生活部の技術職トップ。この点について県は「東北電の求めに応じて環境分野で経験を積んだ人を紹介している。その点で技術職トップが最有力になる」(人事課)と語り、適材適所の結果であることを強調した。
 原発再稼働に向け、県は可否判断の重要な鍵を握ることになる。人事課の担当者は「内規で当時の人間関係、情報に基づいて県に要求する行為は禁じている。(行政上の)支障があるとは認識していない」と述べた。
 
 天下り役員一覧 (画像アップロード参照)    /Users/machiko/Desktop/20140726s1001.jpg

 河北新報が、電力関係の人事交流(天下り)を公表したことで、電力行政を巡る様々な構図や図式を推察していたことが事実となった。このことは、国策として行なってきた電力需給について再考しなければならないことが山積していることを示唆しているといえよう。



古文書解読講座

2014-07-27 00:40:44 | 記録
 2014年7月26日(土)
 暑中見舞いを数枚投函したが、葉書を購入しなくてはならない。

 午後、秋田県公文書館での第5回古文書解読講座を受講した。6月28日(土)から始まった毎週土曜日開講の講座の初回には、東京国立博物館の「特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」 の「翠玉白菜」などの展示をめぐる博物院の歴史や歴代皇帝の収集品に関する解説をする講演会があり、聴講することができたので講座は受講できなかった。この講演を聴講したので、文物鑑賞にこれまでより奥行きができたと感じられた。
 特別室での「翠玉白菜」の鑑賞には、1~3時間の待ち時間があり、行列に連なってちらりと見ることが許されていた。至宝の展示期間は午後八時まで休館日なしだったので、館内の展示をゆっくりと鑑賞でき、ホテルオークラレストラン ゆりの木で夕食をとって、日暮れ時の博物館の庭の風情も楽しむこともできた。

 さて、古文書解読講座は、二回ずつ講師が交代して講義が進められてきたが、第5・6回は、出典「秋田藩家蔵文書を読む」ー八酒出金太夫李親家蔵文書(A280-69-18)をテキストにしての解読だが、この文書は、『茨城県史』中世に活字化され、秋田県立公文書館で開架閲覧できる。
 丹波、和泉、美濃などの所領の支配に関する施行、遵行などに関する文書の解読である。
 足利将軍、佐竹、土岐、畠山、細川などの間に取り交わされた文書で、ほぼ同じ内容の文書が、いろいろなくずし字で書かれており、執筆者の書き癖を知ることができることやそれらを読み取ることで、少しずつ難解なくずし字に馴染んできている。なんとか粘り強よく取り組んでいけそうだ。
 特別展に展示されている古文書に見ただけでひるんでいたが、ひるむことなく楽しむことができるように取り組んでいきたいと思っている。

 夕方。「吟の会」の夏の例会が「我楽」を会場に行なわれた。保泉、加成、小杉、伊藤、佐々木、荻原の面々が一同に会して、会席料理を楽しみながら、現代の俳句論を中心に激論を交わし、ビール、ワイン、冷酒などを飲み干しながら、喧々諤々…
 気の置けない仲間とのひとときを大切にしたい。
 今回の担当は佐々木さんと荻原さん、次回の秋の例会は、瑠紅さんの担当で湯沢に出かけることになった。

文芸祭「連句の祭典」について

2014-07-24 11:03:03 | 記録
 2014年7月23日(水)
 第29回国民文化祭・あきた2014県民参加事業 文芸祭「連句の祭典」が、来る平成26年10月11日(土)~10月12日(日)に秋田県連句協会の主催で恊働大町ビルで開催される。
 最初に、国民文化祭を担当する秋田県観光文化スポーツ部国民文化祭推進課との打ち合わせ内容について、当会事務局の佐藤康子さんから説明があった。そして、連句協会との情報交換と進行や備品調達などについての意見の擦り合わせがあり、100~150名の参加者を見込んでおり、8月9月の例会で準備の詳細についての打ち合わせをするようにと本部の指示があった。また、連句年鑑の購入についての依頼があり、購入者の取りまとめをして、連句に入った。
 今日は、本郡講師の伊藤稜志さんと狩野康子さんの指導で「夏・秋・冬・春」をテーマに半歌仙を巻いた。5月6月の例会をお休みしたので、勘が戻るまで随分時間がかかった。
 指導していただくと投句が生き生きと動きはじめ、情景がくっきりと脳裏に浮かんでくる。連句の楽しさは、いろいろな約束事の煩わしさを度外視するほどメンバーとのやり取りができることが魅力だし、指導を受けている場合には、即、添削を受け自らが了解の上投句に反映出来ることである。
 俳句の句会の場合は、投句が、会誌に氏名を記されて掲載されて「こんな句、読んだかな!?」というケースが度々あり、知人から「あんな句、読んでるの??」と指摘されることが往々にしてあることだ。つまり投句した本人が分からない程変形してしまっている句に、投句した本人が反映しようと考えていた精神的な背景すら原型を留めないことがあるのだ。精神的な背景は、本人しか預かり知らぬことで、他人に語るべきことではないし、語っても分かってもらえることでもない。選句者と投句者には、越えられない心の有り様についての境界のようなものがあり、選者は、自分の度量を試されるという重荷を背負っているのだ。
 昨今、高齢化が云々されているが、連句には、高齢者ならではの人生の厚みを感じられる深い配慮と思いの深さが通奏低音のように連なっている。ことさら、言葉を連ねて言募ることは必要ないのだ。
 今日は,天気予報の通り、時間が経つに連れて雨脚が激しくなり、終会近くには土砂降りになった。
 千秋公園中土橋の堀の大賀ハスが、見頃になっている。もう花が終わって、種を結んでいる花托もある。建機レンタルのアクティオの灯火機が設置されているので、夜間も楽しめる。蓮の花と葉の鮮やかな緑のコントラストが美しく、お堀一面に広がっている様は、幻想の世界へ誘うかのようだ。