世界の裏側ニュースより転載
2021-03-29
2021-03-29
ーーー転載開始ーーー
知っているのは担当医だけ」
コロナのワクチンを受けたプーチン大統領
・その際の映像やロシア国内の3種のワクチンのどれを接種したかは非公開
‘Only my doctor knows’ - Putin refuses to reveal which of three Russian Covid-19 vaccines he received in closed-door appointment
(イメージ画像)
ウラジーミル・プーチン大統領は先週、新型コロナウィルスの第一回目のワクチンを接種したものの、具体的にどのワクチンを受けたか公開することは拒否している。さらに同大統領は、他の国の首脳陣のようにカメラの前で注射を受けなかった理由について自らの考えを明らかにしている。
プーチン大統領によれば、そのような写真撮影(訳注:他の国の首脳のようにワクチン接種の際の写真を撮影・公開すること)にはほとんど説得力がなく、一部のケースでは舞台として作り出されたものである可能性が考えられるという。
今週初め、プーチン大統領は国内で開発されたワクチンの接種を受けたと報道されているが、ワクチン接種の際の映像や、どのワクチンを用いたのかは公開されていない。テレビのロシア1所属のジャーナリストによれば、大統領に最も近しい人たちでさえ、その情報は伝えられていないという。
「(私が受けたのは)ロシアの3つのワクチンのうちの一つです。どのワクチンかについては私にも言わないように同僚にお願いをし、実際にその件については話していません」
「その注射を私に施した医師だけが、どのワクチンを使ったか知っています」
他の国では、新型コロナウィルスのワクチンに対する市民からの信頼度を高める目的で、国家のリーダーたちはカメラの前で注射を受けているが、プーチン大統領はその様子は公開せずに行った。
大統領はこの決定について、他の国のリーダーが行っていることの「猿まね」をすることを望まなかったこと、そしてそのような画像の公開は、ワクチンを信用していない人たちにとっては説得力がないと話している。
プーチン大統領:「誰かがものごとを偽造し、人を騙すことを望んでいるのであれば、あのレベルならば難しいことではありません。注射の場面を公開しながらも、その注射の中身は実際には生理食塩水やその他何でもいいのですから。
ケフィア(コーカサス地方のヨーグルト風の飲み物)やオレンジジュースでもいいのですよ。まあ、もちろんそれは冗談ですが。
でもビタミン剤ならありえますね」
プーチン大統領には注射による副作用はまったく起きなかったものの、合理的な予防策を取り、接種後3日間は運動を避けたと話している。
また、ロシア国内で開発されたワクチンはすべて安全で効率的であるように思われるとしたうえで、この予防接種のキャンペーンによって夏の終わり頃には、政府がいまだ行われているコロナ予防対策を解除できるようになることを期待していると続けた。
ロシアには現在、異なる開発段階にある3種類のワクチンがある。
Gam-COVID-Vac(通称、Sputnik V・スプートニクV)は世界で最初に承認を受けたもので、その後その他約60か国で認証されている。
EpiVacCoronaおよびCoviVacについては、それぞれ2020年10月と2021年2月にロシア国内での登録が行われたものの、スプートニクVとは異なり、両方の第III相臨床試験の結果はまだ国際的な科学雑誌に掲載されていない。
今月、ロシア国内ではEpiVacCoronaの接種が開始されており、CoviVacは今週から大量生産が開始されている。
ロシアでは450万件以上の新型コロナの症例が確認されており、97,000人以上の死者が記録されている。 1月以降は毎日の感染は大幅に減少しており、この2週間は毎日の新規症例の報告が10,000件未満となっている。
(翻訳終了)
<以下省略>
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