日本豆腐協会HPより転載
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おからは、豆腐をつくる際にできる豆乳を絞った残りかすです。
おからには、「雪花菜」や「卯の花」「きらず」などの別名があり、古くから日本人の食卓を飾ってきました。
雪花菜というのは、中国名の「雪花(シュエホワ)」をそのままとったもの。
「卯の花」の呼び名は、おからの白さが初夏に白い花を咲かせる卯の花の色と似て いるところから名付けられました。
「きらず」は文字どおり調理のときに包丁を使う必要がないために付いた名前です。
おからの栄養価 (五訂日本食品標準成分表より) |
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エネルギー | 111kcal |
たんぱく質 | 6.1g |
脂質 | 3.6g |
炭水化物 | 13.8g |
ナトリウム | 5㎎ |
カリウム | 350㎎ |
カルシウム | 81㎎ |
マグネシウム | 40㎎ |
リン | 99㎎ |
鉄 | 1.3㎎ |
亜鉛 | 0.6㎎ |
銅 | 0.14㎎ |
ビタミンE | 0.7㎎ |
ビタミンK | 8μg |
ビタミンB1 | 0.11㎎ |
ビタミンB2 | 0.03㎎ |
葉酸 | 14μg |
コレステロール | 0 |
食物繊維 | 11.5g |
(100g当たり) |
おからの栄養価
このおからは豆乳のしぼりかすですが、食物繊維やカルシウムをたっぷり含んでおり、たんぱく質や炭水化物、カリウムにも富んだ食材として、ヘルシーフーズの中でも大いに注目を集めています。
まず何といっても優れているのが食物繊維の量でしょう。
100g中11.5gは、ごぼうの約2倍に当たります。
おからの食物繊維は「セルロース」という水に溶けないタイプのもの。
このセルロースは、腸のぜん動運動を促してくれるので便秘の解消にもなり腸内の残留物をそうじしてくれますから、大腸ガンの予防にもつながります。
さらにおからには、大豆のカルシウムが多く残っており、さらにゆで大豆の約40%ものたんぱく質が残っているという優れモノです。
炭水化物やカリウムもしっかり含んでいます。
この大豆の炭水化物もまた、腸内の健康維持に大きな貢献をしています。
大豆の炭水化物に含まれる豊富なオリゴ糖が、腸内の善玉菌のえさになってくれるのです。
そしておからの最大の魅力は、安価でローカロリーなこと。
お惣菜だけではなく、最近はクッキーやケーキなどのお菓子にも幅広く使われています。ローカロリーなのでダイエットにも最適の食材です。
食品成分表について
食品成分表には「おから」は2種類(旧来製法、新製法)表示されております。
「おから」は、豆腐製造において呉(ご)から豆乳を絞る際の副産物として得られます。
保水性が高くて絞りにくく、「旧来製法」は、水分が約80~83%でした。
最近では豆乳分離機の改良が進み、スクリュープレス方式や回転ドラム方式を用いた方法が広く採用され、「おから」の水分が約76%となるまで絞れるようになりました。
「新製法」は、これらの機械を用いて得られた「おから」です。
上記表は「新製法」の成分表です。
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写真は、僕の街の、昔ながらの豆腐屋さんで買ってきたおからを炒って水分を飛ばしたもの
豆乳に入れて飲んだり、味噌汁に入れたりしている
もちろん、冷凍保存もできる
便秘症の方には超おすすめ!