健康宅配便より転載
2013-08-14
ーーー転載開始ーーー
保湿効果があるとされている
「モイスチャーミルク」
赤ちゃんのお風呂の入浴剤から、
シャンプー、リンス、ボディソープ、
化粧品までに、この成分が使われ、
肌の保湿や美白効果まで謳われて
いますが・・・
この「モイスチャーミルク」(=保湿乳?)
の正体をご存知でしょうか?

勿論、牛乳が使われているわけではなく、
「製品に含まれる保湿効果のある成分の
複合体(乳液のようなもの)」(某メーカー)
これを“モイスチャーミルク”と呼んでいる
ようです。
主成分は何かと言いますと、「グリセリン」。
グリセリンは用途の広いアルコールの一種で、
工業用から化粧品、水彩絵具、利尿薬、軟膏、
脳圧降下薬、浣腸薬、目薬などにも使用され
ています。
単体では無害ですが、可燃性をもち、消防法で
危険物第4類の第3石油類に分類されています。
また、ご存じのように生成されたニトログリセリン
はダイナマイトの原料です。

さて、“モイスチャー乳液”として使われる背景には
従来のシャンプーや洗剤などの入っている「界面
活性剤」では、洗浄力が強すぎるため、油分がそぎ
落とされ、肌がカサカサになるというデメリットがあり
ました。
そこで、粘液物質をまぜたグリセリンを配合する
ことで、“つるつる”感や“ぬるぬる”感が皮膚に残り、
「潤い」が残っているように「感じる」だけなんです。
そう、錯覚だったんです!
言うなれば、サラダオイルや天ぷら油を塗ってるも
同然なんです!
グリセリン自体は無害とはいえ、他の化学成分が
皮膚に残りますので、(水洗いしても落ちません!)
決して安全とは言えません。
というわけで、肌の安全性を考慮すれば、
やっぱり昔ながらの“石けん”が一番無難なんですね。
ーーー転載終了ーーー