健康宅配便より転載
2013-08-06
ーーー転載開始ーーー
医療の発達している先進国に長生きすることは
わかりますが、比較的経済的にも環境的にも厳しい
国がおおいイスラム教圏の人々は、意外と長生き
です。他の同レベルの経済状況の国々に比べれば
圧倒的に長寿だとさえ言われてます。
さあ、これはどうしてなのでしょう?
答えは、祈り、をしているから・・・
そんなわけがあるか!
と非科学的なことをいうと怒られそうですが、
当たらずとも遠からず、なんです。
ご存じの方もいらしゃるかと思いますが、
イスラム教徒は、年に1か月間、断食をします。
そう、「ラマダン」と言われる宗教儀礼です。
この間、完全に断食するけではなく、
日没から日の出までに1日分の食事をとることは
許されています。
それ以外は口にすることはできません。
この「ラマダン」=断食が、長寿の秘訣だった
わけです。
人は、断食を行うと、エネルギーを得るために
脂肪を分解し、「ケトン体」をつくります。
この「ケトン体」は、肝臓のミトコンドリアで
作られ、脳へ送られます。
脳は通常、脳関門を通過できるグルコースを
エネルギー源としていますが、それが不足して
いるため、本来脳関門を通過できない脂肪(酸)
を、ケトン体にして脳関門を通過させ、エネルギー
源とするわけです。
ケトン体には、「鎮静効果」があり、脳に入ると
興奮を抑え、感情を安定させる効果があると
言われています。
ですから、断食と祈りや瞑想は密接に関わっています。
また、断食療法などでも精神が安定したり、リラックス
した状態を表すアルファ波が出、逆にベータ波が消え
ていきます。
近年では、「絶食療法」により、アルツハイマー病や
パーキンソン病を改善する効果が、マウスの実験で
認められています。
断食=長寿、病気改善、脳と心・・・
現代病の引き起こされる背景の反対にあるものが、
実は私たちの健康に欠かせない秘密が隠されている
といえるでしょう・・・。
ーーー転載終了ーーー