「恵みの時」
悲しい時、恥かしい時、苦しい時が多いのです。
そして、なんとか脱け出そうとしたり、あるいは早く過ぎ去ってくれるようにと願うものです。
しかし、そういう時はエネルギーを持っているのです。
生き方を自分の力で方向転換するのは至難のことですが、
それをなすのに必要なエネルギーをそれらは持っているのです。
というよりは、時の流れがエネルギーをはらんだから、
それが苦しい時になったのだといった方がよいでしょう。
いずれにしても、苦しみの力を借りずには新しくなれない人間に与えられた、それらは恵みの時です。
『神の風景』p221 藤木正三著
ekyoukaiは良い教会(ekyoukai.org)から転載