愛詩tel by shig

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肉食と草食の不毛な宗教戦争♪

2024年12月03日 06時00分55秒 | 食にまつわる話
内海聡FBより転載
2023年10月21日


ーーー転載開始ーーー

最もウザくてキモイ話である和食や玄米菜食系と、肉食や先住民系の食のいい争いって、ホントに不毛ですよね。
ま、長いし個人観念も入ってますので、自分が正しいとか思うバカたちは読まない方がいいと思います♪。 

玄米菜食系の主張の論拠は、日本人が農耕民族であることやガンや難病や膠原病などの病気(まさに現代病)が、それで回復した経験を多数持つこと(これは私もよく見かける)、植物の解毒力=科学的に言うと排出性栄養素やフィトケミカル、動物愛護的観念、土に慣れ親しむことや農業的観念、人口増加に伴う狩猟や肉食の限界点などを考慮して、それを推奨してきます。
これはこれで言っていることはわかるので、単にこれを否定するのは部分的には単なるアホというものです♪。

肉食に代表される食や古代民族をモチーフとした食べ方は、人類の歴史の中でほとんどが狩猟だったということ(逆に玄米菜食系はその後の世代が農耕であることを強調)、古代民族の体の健康さや強靭さ、長生きする人の多さや農耕貧困時代と比べて平均寿命が長い、古代民族に野生動物と同じく現代病がないこと、アニミズム的思想のすばらしさ、日本の歴史的肉食禁止が嘘でありごちそうであったこと、狩猟民族的食事だと糖質含有が少ないこと、などを理由にそれを推奨してきます。
これもこれで部分的には論理として通っており、単にこれを否定するのもアホというものでしょう♪。

しかしこれらには科学的に考えてもそれ以上で考えても、相互に整合性が取れていないことを指摘する人は皆無です。
この話はまさに大麻などの話に通じますが、大麻の話が通じない人がほとんどなので、あまりそれを例に出してもしょうがありません。
だから真面目に書きます双方に意味があり、双方に欠点が存在するのです。

古代民族食は文献や歴史研究を参考としますが、その結果彼らが野生動物と同じ死因で死ぬという観点をあえて無視しています。
それは玄米菜食系でもそうですが、古代民族食は生で食べることも多いこと、たとえば感染症リスクの増加をもたらすこと、と同時に主要たる栄養素が非常に豊富であり命をそのままもらっていること、自然と一体化しているため精神的リスクが低いこと、定住化と国家化が少ないため貧富の差や現代病がないことを総合して考えねばなりません。

また古代民族が生きている時代は現代と毒の分布が違う、ということを前提に考えねばなりませんが、そのあたりを古代民族食を語る人々は全くと言っていいほど話題にしません。
彼らがすべて自分が正しいという妄想に浸るがゆえです。

逆に玄米菜食系は体にいいと勝手に言ってますが、栄養素だけでいえば古代民族食にかなう理由はありません。
栄養的に考えればこれは明らかですが、ただ解毒的な作用が強いこともあり、断食含め、現代病を治療する利点でもあります。
まるで自然的に思わせる要因もそこに入っていますが、自然というだけを語るなら狩猟系の方がよっぽど自然です。

ここで玄米菜食系を見るときに重要な観点は、「農耕がはじまって定住生活が得られたと同時に、現代病は増えるという構図をたどり野生から離れた。マクロビや自然療法に代表される食べ方は、その結果生まれた現代病的なモノを、さらに治療するために編み出された食べ方でもあり、人民支配のために利用された」ということに、人間が気付けるかどうかでしょう。
しかしまた、彼らも自分が正しいという妄想が大好きです。

予防的な観点できれいな世界が前提で地球が汚染されていなければ、そして古代民族の腸内細菌や遺伝子をそのまま近い形で受け継いでいれば、古代民族系の食事で人類は問題ないのです♪。
もともと人間は狩猟を中心とした雑食系生物であることは生物学的には確かなのですから。

しかし現在の世界は人口増加の問題があり地球汚染の問題があり、その地球汚染はどこまでも生物の方にこそ汚染が浸透し、さらに上から下から毒がふりまかれ動物食には解毒力がないことが問題視されるのです。
違う表現をすれば動物食は動物が植物の解毒力を使ってしまうため、さらにその動物を食べるものは解毒力の恩恵をこうむれないという表現も出来ます。
このような観点があるので玄米菜食に利点がないわけではないのです。

実は海外の医学研究なのであまり参考にしたくはありませんが、遺伝子研究ではどんなにきれいな肉を食べても、体に合わなかったり病気になる人がいることが見えてきました。
その逆にどんな自然農で種もきれいなモノを食べても、菜食では不健康になる人がいることも見えてきました。

これは単なる一例ですが、結局ライオンは野菜を食べることはできませんし、シマウマは肉を食べることはできないのです。
しかし今のような食論者は、全員ライオンに野菜を食べることが正しいと主張し、シマウマに肉を食べさせることが正しいと主張するのみです。
残念ながら人間はそのように画一的ではなく、数千年の歴史の中でも変貌します。
日本が農耕をしているのは歴史のウソも相まって、一万年以上前から農耕をしていると推測されます。
その一万年も狩猟期間と比べると短いですが、体質や遺伝子や細胞共生が変化するには十分すぎる時間なのです。

さらにそもそも論でいえば、肉食がどうとか草食がどうとかいったり、自分の対立軸の同じレベルの市民をぐだぐだ言うニンゲンたちは、宗教以前に健康オタクであるということの問題をもっています。
健康でいたいなら健康であるな、つまり不調も自分の声として自然のままに生きるなら食いたいように食って、死ぬときには死ね、を実は全く実行できていない人々なのです。

これが医学不要論の根幹なのにねえ。
私は最低限の毒を避けることとそんな毒が普及させられないようにする世の中を作ろうというのが主で、こんなバカげた肉食草食論争になど興味もありません。
それを表現しているすべてのニンゲンは所詮新興宗教以下の人々ですが、自分では高尚だと思っているのが痛すぎて笑っちゃいます♪。
野生動物も古代民族もこんなつまらんことで自己正当化なんてきっとしないでしょうにね・・・♪。
人間は自分が食べるべきモノを本当は自分で知っているのですよ、依存物質におかされていなければね・・・♪。



ーーー転載終了ーーー

 


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