サルでもわかる遺伝子組み換えより転載
◆肉・卵・乳製品等、畜産物に関する注意点
◇なるべく畜産物を食べるのは減らしましょう
日本に輸入されるとうもろこしの3/4は家畜飼料。
その量は日本人が食べる米の約1.5倍という莫大な量にのぼります。
大豆はその多くがまず搾油用に回されますが、その搾り粕はやはり家畜飼料となります。
家畜の餌は遺伝子組み換え作物の最大の用途なのです。
ですので、遺伝子組み換え作物の輸入を減らすためには、
肉・卵・乳製品等の畜産物を食べる量を減らすのが、もっとも有効な対策です。
たんぱく源は畜産物だけではありません。
日本人が古来から利用してきた大豆製品や魚介類に、もっと目を向けましょう。
畜産物の消費を減らすためには、必ずしも和食でなければいけないというわけでもありません。
畜産物を利用しなくても、工夫しだいでいくらでも洋風の料理をつくることができます。
レシピを探したり、料理教室に顔を出したりしてみましょう。
◇生協で非GM飼料の肉・卵・乳製品を探しましょう
肉・卵・乳製品などの畜産物を食べる場合は、なるべく遺伝子組み換えの餌を使っていないものを探して買うようにしましょう。
たいていの生協ではそうした製品も取り扱っています。
どの生産者のものがそうなのか、問い合わせて確認してみましょう。
生協以外でも自然な餌にこだわって飼育された畜産物を扱う業者はあります。
◇ジビエ(野生動物の肉)にトライしてみましょう
GM飼料を食べていないのが確実なのは、鹿、イノシシなどの野生動物です。
こうした動物による農業被害が近年農家を悩ませており、それを解決する手段のひとつとしても、ジビエの利用が注目を浴びています。
レストランやファストフード店などでも、鹿肉ハンバーグなどを出す店がポツポツと増えています。
時にはそうした店を利用してみるのもよいでしょう。(ただし放射能を蓄積しやすいので、産地に注意してください)