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エコノミークラス症候群を起こさないために機内・新幹線・職場では水を飲もう

2023年04月07日 05時37分14秒 | マスコミが言わない健康情報
2019年03月30日


人間は血液の塩分濃度を守るため夏場に塩分がない水を飲むと却って脱水に



■命を守るべく塩分濃度を維持するため逆に身体からどんどん水分を出してしまう
このページはミネラルウォーターの選び方・良い水を摂る云々ではなく、熱中症(脱水)の予防のための塩分を含んだ水の飲み方です。
熱中症対策は、多くのTV・メディアで細かく注意事項を促がしているので割愛致します。
ここでは水そのものよりも、なぜ塩分を含む水(イオン飲料)が必要かを説明します。

夏場は、身体から多くの水分と塩分が出ていってしまいます。
人間の血液は、塩分濃度が0.9%に維持されるように調節されています。
そんな状態で水だけを飲むと、ますます血液の塩分濃度が薄まり、余分な水分は汗や尿として排泄させてしまいます。
喉が渇いていくら水を飲んでも、生理(本能)的に、命を守るべく塩分濃度が0.9%を下回らない防御が作動し、逆に身体からどんどん水分を出す仕組みになっているのです。

脱水状態に陥ったら、ただ水を飲むだけでは水分補給にはならないのです。
TVや専門家が、水に塩分や砂糖を入れて飲めと言う理由です。
水の塩分濃度は0.2~0.4%が良く、1リットルの水にスプーン半分程度(食塩約2g)、好みに応じて角砂糖を数個溶かします。
または麦茶に少し、塩を溶かすこともよいでしょう。
あるいは手っ取り早く、イオン飲料でしょうか。
喉が渇く前の予防対策です。

■機内は空気が乾燥し1時間に80ml以上摂る必要がある
フライト時に気を付けたいのは、「エコノミークラス症候群」です。
下肢静動脈血栓症と肺血栓症が、合併したものです。
脚にできた血栓の一部が血管を通り肺に移動、肺の血管を塞いでしまうものです。
機内は空気が乾燥し、脱水しやすい状態にあります。
また酸素濃度も地上の80%程度しかなく、低圧状態も起因しています。
そんな中で、長時間同じ姿勢で座っていれば、血液が停滞して脚に血栓ができやすくなるためです。

隣の席の方に失礼でも脚をよく動かし、時々はトイレに行く振りでもして機内を歩き回ることです。
もちろん十分な水を摂ることが大切で、機内では1時間に80ml 以上摂る必要があると言われています。
アルコールやコーヒーは、却って脱水状態に陥ります。
C.A.に世話を掛けても、水分を取って下さい。
エコノミー症候群は、自分で守らねばなりません。

なおエコノミークラス症候群は、機内だけで起きるものではないのです。
東日本大震災の被災者(お年寄り)が、事故直後、狭い自動車内の生活を余儀なくされ、何人も亡くなりました。
新幹線車内、もっと身近な場所では、ほとんど身体を動かさない職場(オフィス)も要注意です。
新幹線や職場なら大きなペットボトル持参でも問題ないので、こまめに飲みましょう。


ーーー転載終了ーーー

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