2020年10月26日
ーーー転載開始ーーー
先日、以下の記事で、韓国において、10月22日までに、インフルエンザワクチンの接種後に 13人の方が亡くなったことをご紹介しました。
韓国でインフルエンザワクチン接種後の死亡例が相次ぐ。現在までに13人が死亡。基礎疾患のない男子高校生も含まれる
投稿日：2020年10月22日
投稿日：2020年10月22日
その後も、接種後の死亡者数は増加し続けていて、10月24日、つまり上の記事の 2日後までに、48人が死亡したと保健当局は報告しています。
その後の韓国の報道では、さらに 26日まで 8人が死亡したと伝えられていまして、すでに 50人を超える人々が、ワクチン接種後に亡くなったことになります。
しかし、韓国の保健当局である疾病管理庁（韓国 CDC ）は、「死亡とワクチンの因果関係があるとは考えられず、接種は続行する」と発表しています。
その理由として、疾病管理庁は以下のように述べていました。
「昨年の韓国でのインフルエンザワクチン接種後7日以内の高齢者の死亡者数は 1500人であり、今年が異常というわけではない 」
そして、それらすべての死亡例が「ワクチンとの因果関係はない」と述べています。
それにしても、毎年接種後に、こんなに亡くなっているのですね。因果関係がないとしても。
今年の韓国では、「48万人分のワクチンが常温に曝されていた」事例と、「60万人分のワクチンに沈殿物が見つかった」事例などもあり、管理の体制にもいろいろとありそうですが、これほど連続して死亡事例があるというのは、もう何のための予防医療なんだかよくわからないですね。
ちなみに、韓国で今年、新型コロナウイルスで亡くなった人の総数は 457人です。昨年の事例に当てはめれば、接種後の死亡事例が、この数を超える可能性も高そうです。
その韓国疾病管理庁の会見について報じていた記事をご紹介します。
「昨年のワクチン接種後 7日以内の高齢者の死亡は 1500人」
“작년 백신 접종후 7일내 노인사망 1500명”
朝鮮日報 2020/10/26
朝鮮日報 2020/10/26
韓国疾病管理庁長官は「ワクチン接種と死亡の間の因果関係は非常に低い。接種は継続する」と述べた
疾病管理庁は24日、「 10月16日から 24日午後 1時まで、ワクチン接種後に 48人が死亡した事例が発生した」と声明を出した。
同時に同庁は、「しかしワクチン接種と死亡の間の因果関係は非常に低く、ワクチン接種は継続する」と明らかにした。
それとともに、2013年のアメリカでのインフルエンザワクチンの流行当時の接種後の死亡率や、韓国の昨年のインフルエンザワクチン接種後の 65歳以上の死亡届推移などの統計情報を提示した。
疾病管理庁長官はこの日のブリーフィングで、「インフルエンザの予防接種によって死亡したという因果関係の有無にかかわらず、予防接種後、死亡事例が発生する統計がある」と述べた。
長官が提示した統計によると、アメリカの場合、2013年のワクチン接種のデータでは、接種した 65~ 74歳のうちの 10万人当たり 11.3人が接種後 1週間以内に死亡した。75歳以上は 10万人当たり 23.2人が接種後 1週間以内に死亡している。
韓国の統計では、昨年 2019年〜 2020年のシーズンのインフルエンザ予防接種の季節に接種を受けた 65歳以上の 668万人のうち、接種後 1週間以内に死亡したケースは 1531人だったと述べた。人口 10万人当たり 22.9人の死亡率となる。
それと比較して、今シーズンは、これまで 1427万人の人たちがワクチンを接種しており、そのうち接種後に死亡した事例は 48人であり、今年の状況が非常に異例というわけではないと説明された。
嘉泉大学医学部のチョン・ジェフン教授は、以下のように述べる。
「韓国はアメリカなどとは異なり、ワクチンに対する国民の信頼が高かったが、今年に入ってコロナの流行と 48万人分のワクチンの室温露出事故、61万5000人分のワクチンに沈殿物が発見されたなど、韓国民の不安が大きくなっていたこともあり、ワクチン接種後の死亡事例に対する国民の不安が拡大したようだ」
「保健当局にしても、このようなことが初めてであり、また、10代の死亡事例（17歳の基礎疾患のない男子高校生）まで出てきていることで、国民の不安を早期に払拭できなかった」
この日のブリーフィングに出席したインフルエンザ予防接種の被害調査班の代表者は、以下のように述べた。
「これまでのところ、死亡事例がインフルエンザの予防接種と関係があるとされた例はまだ認められていませんので、現時点では、まだ予防接種を中止したり、保留する段階ではないとと思います」
ーーー転載終了ーーー
いいね！と思ったら↓クリックお願いします
