健康宅配便より転載
2013-08-18
ーーー転載開始ーーー
頑固な油汚れを落としてくれる
「ドライクリーニング」
ところで、ドライクリーニングした
衣服を着て、肌がピリピリしたり、
痒くなったことはありませんか?
これは、ドライクリーニングで使用する
有機溶剤系の洗剤が衣服に残っている
ために引き起こされる“化学やけど”です。
ドライクリーニング後1年たっても、
このやけどが起きるほど、有機溶剤は
簡単に落ちないようです。
有機溶剤には、塩素系合成溶剤、
フッ素系溶剤、石油系溶剤があり、
石油系溶剤がもっとも使用されています。
石油系溶剤が、もっとも“化学やけど”を
引き起こしやすいとされています。
また、塩素系とフッ素系は、オゾン層破壊の
要因となるため、塩素系には
「パークロロエチレン」が代用として使われる
ようになりました。
ところが、この「パークロロエチレン」には、
思わぬ副作用が!
なんと!ドライクリーニング工場で働いていた
女性従業員の流産が多発することに!
パークロロエチレンが脳に影響を与え、結果的に
流産を引き起こす恐れがあると指摘され、
さらには、発ガン性や自然環境に悪影響する
疑いがもたれ、世界的に規制・禁止へとむかって
います。
というわけで、ドライクリーニングは危険度が
高く、特に溶剤が残りやすい「即日仕上げ」と
謳ったスピードクリーニングは、避けた方が
無難でしょう。
また、ドライではなく、ウェットクリーニングを
行っている店もありますので、特にドライクリー
ニングすべき衣類(手洗い×)をクリーニングした
場合は、水洗浄で行う特殊な技法ですので、
そちらを利用するのも手でしょう。
ーーー転載終了ーーー