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いまさら遺伝子組み換え食品

2021年08月14日 05時44分19秒 | 遺伝子組み換え
内海聡FBより転載
2021.08.02


ーーー転載開始ーーー

遺伝子組み換え作物の危険性は実感がないのに加え、多種多様な問題があることで理解が難しいところがあります。

そもそも、この遺伝子組み換え(GMO= genetically modified organism)作物は、消費者のためではなく、農家のために作られました。
「虫食いを防ぐこと」と「草取り」の2つを省くためにGMO作物がアメリカで作られたのがきっかけです。
そして作物自体に、殺虫成分「BT毒素」を ラウンドアップという除草剤耐性に持たせたわけです。

遺伝子組み換え食品の3大障害には「がん」「アレルギー」「不妊」があるといわれています。

GMO作物を推進する側は「人間は食べる時にかむことで残留成分がほとんど体内に入らない。
体内に入ったとしても、人間はその殺虫成分を受け取る酵素は持っていないので、必ず体外に排出されるので安全です」とずっと主張していますが、カナダの産婦人科の先生がお調べになったら、妊婦さんの93%の体の中に、その殺虫成分が残っていたという報告があります。

インドの綿農家はアレルギーに悩んでいて、インドの綿は虫が喰わないGMO綿(BT綿)なのです。

九〇年代には、イギリス・ローウェット研究所のプシュタイ教授もGMOジャガイモをラットに食べさせる実験をして、免疫力が大きく低下しているという結果を公表しました。
セラリーニの有名な実験では70%近いラットが肝臓病や腎臓病や癌になりました。

不妊に関しては有名な衝撃的な実験があり、ロシア科学アカデミーの高等神経活性と神経生理学研究所の生物学者・イリーナ・エルマコバイリーナ・エルマコバさんが、GMO大豆を食べたラットの子の生後3週間の死亡率が55.6%という異常に高い数値を示しており、生まれた子の体重も異常に少なかったという実験結果を出しました。
GMO食物で育ったラットは、そうでないラットを比較すると、半分以上は死亡したうえに未熟児で生まれてきたそうです。

日本では、食品表示で「遺伝子組み換え食物ではない」というものばかり目につきますがこれは錯覚です。
確かに作られてはいませんが大量に輸入されています。
GMO作物の全体の輸入量はすでに二〇〇〇万トンを越えています。
ちなみに、日本国内で、お米の生産量は約八〇〇万トンなので、これはお米の二倍を越える量です。
かなりたくさん入ってきているということです。

現在、日本に輸入されているGMO作物は、大豆(枝豆、大豆モヤシも含む)、トウモロコシ、なたね、てん菜 、ジャガイモ(現在は途上国で作られている)、綿、パパイヤ、アルファルファの 以上8つです。

GMO作物そのものは基本的にはお店では流通していなくて、そのほとんどは家畜の飼料か食品添加物用、加工食品などの原料用になっています。
GMOについては食品表示を義務付けられていますが、巧妙な詐欺のためGMO食品の98%程度は表示されません。
「遺伝子組み換えでない」でも5%はまざっているかもしれないし、製品表示の四番目以降は表示しなくてもよいし、畜産の餌につかわれた場合も加工食品の場合も表示しなくていいのです。

また日本の食糧自給率は39%といいますが、その数字も額面どおり受け取ってはダメ。
じつは、それを作るための農薬と肥料は99%、すでにほとんどが輸入なんです。
だから事実上、食糧自給率はほぼゼロと言えます。
皆さんはすでに遺伝子組み換え食品を山ほど食べているのです。

ーーー転載終了ーーー

 


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