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年金制度の崩壊と自民党政権の終わり

2019年08月29日 06時46分55秒 | 真実追求

東海アマさんのブログより転載
2019年08月27日

年金制度の崩壊と自民党政権の終わり

http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-851.html



<前半略> 

GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人が、国民の老後資金160兆円を使って、博打投機を行い始めたのは、安倍政権成立後まもなくである。
 「運用益によって年金資金を安定させ維持させる」というのがお題目だったが、資金の半分を国内外の株式に注ぎ込む方針を公表してからというもの、実際にやったのは、「年金資金の運用益を増やす」という本来の使命ではなく、「安倍政権の人気取りのため、あるいは選挙が自民党に有利になるように株価を意図的に買い支え、引き上げる」といいう本末転倒の、政治的な行動ばかりであった。

 このため世界的なハゲタカファンドに足下を見られ、「鴨ネギ」と認定されて狙われ、2019年度に入っては、とうとう20兆円近い損失を出して、事実上のギブアップ宣言まで行った。
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-20/PWK2VN6KLVR501

 外国のファンドにとっては、GPIFも日銀も、自民党政権人気維持を最終目的にした株式運用なので、政府認定株が下がれば、日銀やGPIFが買い支えることが分かりきっているので、何の心配もなく空売りでボロ儲けできるわけで、ファンドの大半は、専門の数学者を動員して、コンピュータ解析で相場を予測するのだが、GPIF銘柄だけは、コンピュータさえも必要なく、アホでも予測がつくから笑いが止まらないわけだ。

 かくして、我々の大切な老後資金は、次々にハゲタカファンドの腹に移動していった。どれくらいの損失を出しているのかは、隠している部分が大きいので、はっきりしないが、一説によれば、公表された15兆円の倍は失っているだろうともいわれる。
 
 GPIFの資金規模は、世界第二で、世界最大の投機資金ともいわれている。世界一位の米国年金事業団は、国債を中心とした安全運用であり、GPIFのような投機博打に無謀に金を注ぐような運用は許されていない。
 本来、年金は、国民の大切な資産であり、老後を保障する唯一のシステムなので、株運用という、大恐慌が来れば元手を全部なくすようなリスクに投資するような事業団は、世界中探しても日本だけである。


 GPIFが過去最大の損失 14兆8039億円(19/02/01)
https://www.youtube.com/watch?v=ys1Dttuzqt0

 【金融庁】年金の破綻を認める!! ➡『自助でどうにかしろ』 そして責任の負担は全て国民に!! ➡ 日本ネットでは『年金の支払いをやめる』という宣言が多数!!報道内容
 https://www.youtube.com/watch?v=-Ai_n9vPZHA

【三橋貴明】政府、年金を株に突っ込み運用先も決める!! 中国・ロシアもビックリ!!
 https://www.youtube.com/watch?v=SxmXI_lYOMs

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 以下引用

 年金支給は完全終了へ。史上空前の運用大失敗で2000万不足どころの騒ぎじゃない=今市太郎
 https://www.mag2.com/p/money/749654

 年金運用の2018年10-12月期における分散投資で、過去に例を見ない大失敗をおかしたことが公表されました。もはや原資は残らない方向に向かっているように思われます。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

 分散投資に大失敗
年金積立金管理運用独立行政法人(通称GPIF)の最高投資責任者・水野CIOが、米国カリフォルニア州の職員退職年金基金(カルパース)の理事会の席上で語った内容が物議を醸しています。

 GPIFが2018年10-12月期におけるいわゆる分散投資において、すべての資産市場において損失を出し、しかも為替差損の損失さえも被弾するという、GPIF史上過去にも例を見ない大失敗をおかしたことを公表。市場は騒然となっています。

 ご本人はグローバル市場が非常に同期化された状況の下で、運用担当者はあらゆる資産クラスで損失を出す危険があると語っていますが台風や地震の自然災害ではなく自らがしでかした大失敗であり、こんな呑気なことを口走ること自体呆れる始末です。

 自らの投資でも目利き感ゼロなのに、忖度で買い支えもする亡国組織
このGPIF、とにかく日本勢不在のお盆の下落相場や日経平均の大幅下落などの状況では明確な買い支えは確認できないものの、必ず下値で相場を支えるという特別な存在になっています。

 しかも、足元のような膠着相場で海外勢が誰も買いに来ないという状況においては、自ら相場を買い支えることで株価を持ちあげるという、典型的なクジラ状態に陥っていることがわかります。

 本来は国民から預かった資金にしっかりとした利益を出すのが第一義的な投資の役割のはずが、相場下落の側面で忖度なのか強要なのかはよくわかりませんが、PKOを買って出て異常に高いところで買いに入ったりするのはもはや自殺行為で、およそ国民から付託された資金で行うことではない状況に陥っています。

 国内でFXが流行り始めた十数年前、ほとんどの業者が自社の運転資金と顧客から預かった預託金を1つの口座で管理するというどんぶり勘定の経営を行っていたことが判明し、今では信託保全で顧客資金はしっかりと分けた管理運用が求められています。

 しかし、安倍政権における年金の原資はまさにこのどんぶり勘定の域に達しています。

 一応はGPIFによる分別管理でありながら、株や為替相場で都合が悪くなると平気でこの資金を使って買い支えを行い、為替では介入の代行もどきの機能を発揮させているのは大問題で、国民に対する重大な背信行為ではないかと思う次第です。

 この政権を支持する国民の方々は、こうした行為にすらも怒りを覚えないのでございましょうか。もはや絶望的な気分といえます。

 支給不足2000万は誤り~なにも支給されないのが正解

 参議院選挙直前に金融庁が発表した不可解なレポートでは、年金資金は平均でも2,000万円足りなくなるので自助努力で投資なり貯金なりせよという内容でした。

 しかしどうやら実態はそれよりもはるかに悪化しているようで、もはや原資は残らない方向に向かっているように思われます。

 リーマン・ショックから丸11年。ここから米株でまたしても大暴落などがあれば、今回ばかりはGPIFの原資がとうとう完全に枯渇するという、ダムの湖の底を垣間見ることのできるような状況が示現するのもそう遠い話ではなさそうです。

 ここのところこの不足部分をなんとか自分の投資行動で穴埋めしようと一念発起して、ネット証券などの投資セミナーにど素人の個人投資家が押しかけているようです。下手くそとは言えプロがやってこの調子ですから、個人投資家はむやみに金融投資に資金を突っ込んで溶かさないように十分な注意が必要です。

 国は国民年金や厚生年金から保険という文字を削除せよ

 我々は国民年金保険や厚生年金保険という名称のサービスに「保険料」という形で資金を支払っているわけです。

 しかし、そもそもベースになる支払いすら確保されず、しかもここ一番で何も返ってこない、いわばベネフィットの何も存在しない恐怖の詐欺的掛け捨ての仕組みを保険と呼ぶのはあまりにもひどすぎるものがあります。

 これは保険の名称を借りた新手の税金の搾取にすぎないわけですから、少なくとも保険という名称は即刻やめるべきではないでしょうか。

 日銀とGPIFをはじめとするPKO軍団の妙で異常な買い支えのおかげで、お盆を過ぎても日本の株式市場は閑古鳥が鳴き、取引ボリュームは日々激減中です。

 株価を支えることはインチキアベノミクスの成果をねつ造するのには役立っているのでしょうが、果たしてそれ以外に何の意味があるのでしょうか?

 個人投資家としてこの市場にかかわっていますと、実に不快な気分に包まれることになります。
 そろそろこの茶番のスキームも終焉すべき時期が到来していることを強く感じる次第です。
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 引用以上

 何度も繰り返し書いているのだが、世界経済には、米中経済戦争など「屁のつっぱり」にもならないほど恐ろしい巨大な恐怖が目の前に表れている。
 それはドイツ銀行が、8000兆円ものデリバティブ=CDS債務を履行できる可能性がなく、実は、世界中の、低金利政策に苦しむ民間銀行が美味しいCDSに手を出していて、ドイツ銀行の破綻に連鎖する必然性があるというものだ。

 これを予測した大投資家たちが、10年長期国債を買わなくなり、「逆イールド」という現象が起きている。
   http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-849.html

 これは、つまりドイツ銀行による人類史上最大最悪の経済崩壊を予測した退避行動であって、本当に未来を見据えた投資家たちは、もう防空壕に一目散に駆け出しているのだ。
 もちろん、世界株市場は空前の暴落、大混乱に押し入り、日銀やGPIFが買い支えてきた株価は、東日本大震災で津波に流された家屋や住民たちのような凄まじい悲惨な事態になることは、現段階でも100%予測されていることである。

 ここで、日銀やGPIFが、目の前に迫ってきた巨大な大恐慌というゴジラを見て、巨大投資家たちのように防空壕に逃げ込めるかといえば、そんな賢い行動がとれるなら、最初から政権のための株価買い支えなどやるはずがない。
 人類最大の大恐慌といいう巨大津波に呑まれて、皆殺しに遭う運命だけが約束されている。

 もちろん、安倍晋三先生様に期待して自民党に投票し、「株価が上がって安倍様に感謝」なんて人たちの年金も、「安倍をぶっ殺す!」と憤る我々の年金も、跡形もなく消え失せ、我々は、津波が襲った後の、飢餓と荒廃に満たされた日本社会のなかに取り残されるのである。

 振り返れば、私は20年以上前から、この事態を予測し、このときのために共同体論を中心にしたブログをたくさん書いてきた。
 それは、資本主義という虚構が、たどるべき必然であり、人々が、人の心を忘れて、カネの亡者になり拝金ゾンビの群れとなって日本社会を徘徊しはじめたときに約束された事態だったのだ。

 助け合わなければ生きられなかった時代には決して起こりえない、利己主義の巨大な衝突が起きて、人々は学校で教えられたように、助け合うのではなく、蹴落としあうのである。
 もの凄い数の犠牲者、屍の上に、再び利他主義を見いだしたとき、新しい社会が始まるだろう。
 私がブログのなかで書いてきたのは、そのことばかりだ。

 もうすぐ、年金も失われる。だから、山本太郎が主張しているように、赤字国債を発行してベーシックインカム体制を創り出し、最低限の暮らしを確保するしかない。
 私など元々、年金額が国民年金よりも低いので、月額3万円のベーシックインカムと変わらない水準だから一向に心配していないが、現在、月額30万円ももらっている人たちは、年金財源の崩壊を見て、途方に暮れ、まともに生きる意欲を失うのではないだろうか?

 今からでも、投機博打から手を引いて、安全運用だけに方針を戻せば、それなりに救われるかもしれないが、自民党安倍政権のやることだから、全国民を地獄に落として「自分のせいじゃない!」と言い張って正当化することしかできないだろう。
 我々は、日本社会の巨大な破綻、大津波に呑み込まれる社会を傍観するしかないのだ。


ーーー以上転載ーーー

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