健康宅配便より転載
2013-05-15
2013-05-15
ーーー転載開始ーーー
米ハーバード大学医学部の研究チームによりますと、
1日の睡眠時間が7時間の人よりも2時間以上多い人は、
大腸ガンにかかるリスクが最大2倍になることがわかりました。
特に体重が大きく、よくいびきをかく人の場合、がん罹患率が
さらに高まるようです。
研究チームは、女性7万6000人と男性3万人を対象に、
体重、1日の合計睡眠時間、いびきをかくかどうかなどについて
調査し、がん罹患率との関係について研究していました。
その結果、1日の睡眠時間が9時間以上の人は、7時間前後の
人と比べ、大腸がんにかかるリスクが1.4~から2倍になること
が明らかになったのです。
研究チームは、「睡眠時にいびきをかくことで、気道が閉塞して
呼吸が停止、睡眠の質が落ち、間欠性酸欠状態に陥る。すると、
悪性腫瘍が増殖する危険性がもたらされる。質の良い睡眠が取
れなかった場合、それを補うためにもっと多くの時間眠ろうとして、
悪循環に陥ってしまう」と指摘。
また、質の高い睡眠を確保することが健康にとって極めて重要
であるとし、「成人の睡眠時間は毎晩7,8時間が理想的で、
多すぎても少なすぎても健康にとってはマイナスだ。睡眠に問題
があると感じている人は早めに医師の診察を受け、問題を解決す
ることが望ましい」と提案しています。
よく、『食べてすぐに寝ると、牛になる」という言葉がありますが、
それは、本当です。
牛のように動作が鈍くなり、体内の消化活動も鈍るのです。
従って、体調不良や心身のバランスを崩すことになります。
このような傾向の人は、上記研究のように睡眠時間を多くとりがち
な体質の人といえますので、ガン罹患リスクも高いことになります。
食後、特に昼食後は眠気に襲われたら、軽い散歩や体を動かす
事が大切ですが、どうしても眠たい時は、椅子の上や座ったままで
5~10分仮眠するとよいでしょう。
また、悪性腫瘍が増殖する原因に「間欠性酸欠状態」が挙げられて
いますが、「ガン細胞」は正常細胞のDNAが傷つき、ガン細胞へ
変質します。このDNAを傷つける直接的原因が、活性酸素による
ものです。酸欠状態になれば、当然、この活性酸素が増えることから
細胞がガン化していくのです。
たかが睡眠、されど睡眠。
ほんの2時間の違いで、貴方の一生を左右してしまうのです…。
(特に体重の多い方はお気を付け下さい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/d5/352ca1c81ef8aa83fb860190f762bf34.jpg)
※本ブログは情報提供を目的としており、
治療行為や医学的アドバイスすることを
目的とするものではありません。
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