内海聡FBより転載
2022.06.29
ーーー転載開始ーーー
サプリメントの利点としてまず挙げられるのは、栄養補助の言葉通り主たる栄養素を摂取することができる点である。
「栄養療法」という言葉があり私が行っている治療の中でも、「栄養療法」は基本的な方針の一つになっている。
しかしすべての物事が栄養療法で補えるほど甘くはないのもまた事実である。
「栄養療法」は多分に医学的な意味合いを持っているので、その中ではサプリメントは一種の「薬」と見立てることができる。
多くの日本人は医者が処方し多くの人が飲んでいる「処方ヤク」を「薬」だと思っているが、これは大きな間違いである。
医者が使う「処方ヤク」はすべて等しく猛毒であり、その中の9割以上は一切価値がないものであると断言できる。
それに比し副作用が少ないサプリメントは、人々が普通にイメージする「薬」の概念に近いものがあり、使いようによっては「薬」となり、使いようによっては「毒」となる。
栄養療法での治療は基本としては「食生活の根本的改善」に尽きるが、大きく欠乏した栄養素を早急に補うのに、サプリメントは威力を発揮する。
しかしサプリメントだけで健康が手に入ったり病気が治ったりするわけではなく、精神面の修行や解毒のアプローチを含めて総合的に考えることがなければ、健康というものは手に入りにくい。
古代の民族たちはみなサプリメントなど飲んでいなかったが、長寿の人が多く肉体も我々より強靭であったのだ。
ただ、昔の自然にいそしみ余裕のある時間生活を送っていた古代と比べ、現代は昔より栄養素などを要求されるようになっていると言えるのかもしれない。
よってサプリメントの弊害まですべて理解したうえで、自己でよく調べて選択する部分においてはサプリメントを許容することはできるだろう。
しかしやはり基本は食の改善であり、さらにいえばこの世で流通する食材そのものを根底から変更することである。
もちろんそれは大企業などの利権があり難しいが、人類がこの先存続していくためには、根底から変える必要があることは言うまでもないことである。
これらは不可能かもしれないがサプリに頼ることも一つの対症療法であり、人類の食や生活そのものが切り替わることをこそ切望したいところである。
<医者いらずの食べ方より抜粋>
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