2014.11.28 ハンギョレ (牙山/オ・スンフン記者)より
「喫煙亡命」した社員めぐりサムスン電子社長と
たばこ屋主人が口げんか?
工場全面禁煙で社員が店頭で喫煙亡命
社側は証拠写真集めに社員番号の把握まで
店主人「禁煙もいいけどこれじゃ業務妨害」
今年8月末のある日の夕方、忠清南道牙山(アサン)市のサムスン電子
湯井(タンジョン)LCD産業団地の社員寮向いにあるコンビニ前で、
この会社の社員数人がたばこを吸っていた。ちょうど
そこを通りかかったサムスンディスプレイのパク・ドンゴン社長(55)が
彼らを発見して近付き、たばこを“押収”した後、社員番号を尋ねたという。
それを目撃したコンビニ店主のイ氏(42)が店の外に飛び出していった。
パク社長の素性を知る由もないイ氏は、「大のおとなが自分の金を出して
たばこを買って吸っているのに、なんであなたがああしろこうしろと
指図するんだ?他人の私有地で何様のつもりだ?」と詰め寄った。
まわりにいた人がイ氏を引き止めようとすると、パク社長は
社員を連れて4車線道路の向い側にあるサムスンの
私有地に移動し、社員番号をメモして立ち去ったという。
パク社長は禁煙クリニックなどを通した社内禁煙キャンペーンを
意欲的に進めてきた。コンビニ店主の抗議は、去年の夏から
始まった「喫煙者現場の証拠集め取り締まり」に対する不満が
大きく作用したという。湯井産業団地のすぐ向いにある
イ氏のコンビニは、全域が禁煙となった工場から最も近い愛
煙家の「喫煙亡命地」だった。イ氏が不満をぶちまける。
「禁煙もいいでしょう。だけど他人の店に被害を与えたら
だめじゃないですか。毎週火曜ごとに喫煙者の写真を撮って
社員番号まで書いていくんです。コンビニに来たら喫煙者と
みなされてしまうのだから、誰が品物を買いにきますか?」
イ氏はたばこ以外の商品の売り上げまで「半分になった」と
訴える。イ氏は最近、牙山警察署にサムスンディスプレイによる
「業務妨害」の嘆願までした。他のコンビニ店でも不満が多い。
あるフランチャイズのコンビニ店主は「たばこを吸って
ひっかかれば不利益を受けるから誰もきやしない」と話す。
他のコンビニ店主は「この頃は取り締まりと
関係のない協力業者社員以外はお客さんがない」とぼやいた。
サムスンディスプレイ広報室関係者は27日、「全社員2万6000人のうち
12%だった喫煙率が、禁煙キャンペーン施行後は2%にまで落ちた。
あくまでも社員の健康のためのキャンペーンであり喫煙者の
不利益はない」と答えた。また「写真撮影と社員番号の把握などの
取り締まり行為は、多少誤って伝わっているようだ。
コンビニ事業主の不満が円満に解消されることを望む」と話した。
「喫煙亡命」した社員めぐりサムスン電子社長と
たばこ屋主人が口げんか?
工場全面禁煙で社員が店頭で喫煙亡命
社側は証拠写真集めに社員番号の把握まで
店主人「禁煙もいいけどこれじゃ業務妨害」
今年8月末のある日の夕方、忠清南道牙山(アサン)市のサムスン電子
湯井(タンジョン)LCD産業団地の社員寮向いにあるコンビニ前で、
この会社の社員数人がたばこを吸っていた。ちょうど
そこを通りかかったサムスンディスプレイのパク・ドンゴン社長(55)が
彼らを発見して近付き、たばこを“押収”した後、社員番号を尋ねたという。
それを目撃したコンビニ店主のイ氏(42)が店の外に飛び出していった。
パク社長の素性を知る由もないイ氏は、「大のおとなが自分の金を出して
たばこを買って吸っているのに、なんであなたがああしろこうしろと
指図するんだ?他人の私有地で何様のつもりだ?」と詰め寄った。
まわりにいた人がイ氏を引き止めようとすると、パク社長は
社員を連れて4車線道路の向い側にあるサムスンの
私有地に移動し、社員番号をメモして立ち去ったという。
パク社長は禁煙クリニックなどを通した社内禁煙キャンペーンを
意欲的に進めてきた。コンビニ店主の抗議は、去年の夏から
始まった「喫煙者現場の証拠集め取り締まり」に対する不満が
大きく作用したという。湯井産業団地のすぐ向いにある
イ氏のコンビニは、全域が禁煙となった工場から最も近い愛
煙家の「喫煙亡命地」だった。イ氏が不満をぶちまける。
「禁煙もいいでしょう。だけど他人の店に被害を与えたら
だめじゃないですか。毎週火曜ごとに喫煙者の写真を撮って
社員番号まで書いていくんです。コンビニに来たら喫煙者と
みなされてしまうのだから、誰が品物を買いにきますか?」
イ氏はたばこ以外の商品の売り上げまで「半分になった」と
訴える。イ氏は最近、牙山警察署にサムスンディスプレイによる
「業務妨害」の嘆願までした。他のコンビニ店でも不満が多い。
あるフランチャイズのコンビニ店主は「たばこを吸って
ひっかかれば不利益を受けるから誰もきやしない」と話す。
他のコンビニ店主は「この頃は取り締まりと
関係のない協力業者社員以外はお客さんがない」とぼやいた。
サムスンディスプレイ広報室関係者は27日、「全社員2万6000人のうち
12%だった喫煙率が、禁煙キャンペーン施行後は2%にまで落ちた。
あくまでも社員の健康のためのキャンペーンであり喫煙者の
不利益はない」と答えた。また「写真撮影と社員番号の把握などの
取り締まり行為は、多少誤って伝わっているようだ。
コンビニ事業主の不満が円満に解消されることを望む」と話した。