名古屋健康禁煙クラブ

禁煙席でグルメする。名古屋健康禁煙クラブからのお知らせ

喫煙席ではバイト採れず

2018年03月22日 | 名古屋健康禁煙クラブ
2017/11/2 日本経済新聞 朝刊より栗本優 

ケンタやデニーズも「全席禁煙」 分煙はバイト採れず
東京都の条例先取り、喫煙客離れても長期ではプラスに

外食業界が分煙席を設けない全席禁煙にカジを切り始めた。
背景には来店客だけでなくアルバイトの従業員までたばこの煙を嫌っていて、
従来の分煙では採用が難しくなってきたことがある。
人手不足が外食各社の背中を押した格好だ。

各社はあらゆる年齢層で嫌煙家の広がりを感じており、
「喫煙席の周辺にすら嫌悪感を示す人が多くなった」
(大手外食)との声が聞かれる。喫煙客が離れても
「長期的には家族客の定着で売り上げは回復する」(日本KFC)とみている。

 居酒屋も例外でなくなりそうだ。串カツ田中は10月から
新川崎鹿島田店(川崎市)で週末を全席禁煙にした。
1階が喫煙席、2階が禁煙席だが、家族客から全席禁煙を望む声が多かった。
実験的に実施し、週末の全国の店に広げる検討を始める。

外食業界は人手不足が深刻だが
「喫煙席の吸い殻の掃除が嫌で辞める人も多い」
(大手外食)。非喫煙の店員が喫煙席で接客するのはストレスが大きく、
分煙は店舗運営上も問題になりやすい。
 喫煙者が多い喫茶業界は「条例の制定を待つ」
(ドトールコーヒー)と慎重な姿勢を崩さない。
ただ客が店舗に禁煙を求めるケースは増えると
各社は感じている。家族層の呼び込み、
人手確保、店舗運営のあらゆる面で全席禁煙が
避けられなくなっている。
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