資本主義から逃る方法お待ちしております

昨日テレビで
神戸製鋼の不祥事を報道していた

神戸製鋼のデータを具体的に
どのように改ざんしていたかは
わからないけれど

時代が進むにつれて
クライアントからの要求は
厳しくなっていったのかな？

もっと強度がある製品を
もっと軽い製品を

強度を求めながら
軽さを求められたり

まるで矛盾するような要求を

『新しい製品を作るから
ぜひ我らが要求する材料を
作って欲しい』

とクライアントに
言われていたのかな？

もしクライアントからの要求に
応えられなければ
ライバル会社に
仕事を奪われる恐怖が襲う

より良い物を作らなければ

けれど
物作りには限界がある

車だってスピードを求めたら
ある速さを超えると車体が浮く

耐久性を求めても
軽さを求めても
限界値はあると思う

もう技術は限界値に
近いのではないのか

こんな風に書くと

『人間出来ないことはないんだ！

やれるかどうかじゃなくて
やらないといけないんだ！

限界なんて作るな！』

て熱気盛んな誰かに
怒られそうだけど

もう充分便利だよ

これ以上何を求めるの？


だぶん
資本主義という戦場で
会社という軍隊は戦っている

お金を得るために

武器は
『革新的な技術』
『誰も使ったことの無い新製品』

消費者が飛びつくような
新しい何かを

資本主義の戦場では
お金がなくなったら負けだ

命があっても

お金がなくなったら負けだ

人間らしい正直さや
誠実さより

嘘をついてでも
お金を得続ける

お金が勝利の証し

お金が存在意義

お金っていったい何だろう？

資本主義の戦場から
逃げることはできないのだろか？

私は戦場の端っこで
そんな風に思った