『天国までの100マイル』
浅田 次郎 著
株式会社 講談社 発行
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自分にとって母親って
どんな存在だろう?
去年のお盆前に
結婚に必要な戸籍謄本を取ったら
母方の祖母が知らない人の名前で
母方の祖母は
母に取っては継母
ということが判明
今の母方の祖母は
私にとっては
血の繋がらない祖母
ということになる
その時から色々
心にわだかまりを持っている
もともと
私と母は気が合わない部分が多い
なるべくなら
このまま距離をおいていたい
でも
母が病気になったら
私はこの主人公みたく
格好も気にせず
自分にとってのベストを
尽くせるのかな?
結婚してからますます
実家のことを顧みなくなっている
もし、母が病気になっても
この本に出てくる
兄姉のように遠巻きに
上手く立ち回ると思う
でもこの本を読んで
主人公は早くに父を亡くして
自分が父親になっても
どうしたらいいかわからない
という趣旨のことが書いてあった
母も
継母に育てられたから
自分が母になった時に
正直どうしらいいのかわからない
そんな気持ちの方が
大きかったかもしれない
でも母なりに
不器用だけど
本気で一生懸命だったのだろう
母なりの胸中を想像して
少しだけ
心にあったわだかまりが溶けた
まだ、私の心のわだかまりは
少しだけを残っているけれど
11月になったら実家に帰ろう
貴方にとって
お母ちゃんはどんな存在ですか?