「紅い心」
うづめられた心が
いつかまた
陽の目を見られるように
深く深く
しづんでいる。
赤々と
燃えるような心は
ここにはいらぬ。
蒼く蒼く
しづんだ心が
有ればよい。
土くれの
中から
蠢くうぢむしのように
土の中で
白く白く
浮かんで見える。
紅い心が
蒼くしづんで
いつか白い心となって
土の上に
浮かんでくる。
うづめられた心が
いつかまた
水の中で泳ぐように
さらさら、さらさら
泳いでく。
白いからだが
いつの間にか
また、
赤く染まってきたら
もう
そこにいることはない。
うづめられた心が
いつかまた
陽の目を見られるように
深く深く
しづんでいる。
赤々と
燃えるような心は
ここにはいらぬ。
蒼く蒼く
しづんだ心が
有ればよい。
土くれの
中から
蠢くうぢむしのように
土の中で
白く白く
浮かんで見える。
紅い心が
蒼くしづんで
いつか白い心となって
土の上に
浮かんでくる。
うづめられた心が
いつかまた
水の中で泳ぐように
さらさら、さらさら
泳いでく。
白いからだが
いつの間にか
また、
赤く染まってきたら
もう
そこにいることはない。