250118 ヒナカマキリ中間色型?としてアップした個体の型について 知人より質問を受けたが 何しろ見た本種の個体数が少なく 加えてカマキリの体色の発現メカニズムを把握していない。
体色決定の要因は 大きくは環境とされ 雌雄差や 各種似たパターンに型が集約される事などから 遺伝起因も疑う余地は無いが 他種から推察した私感を述べる事しかできないのが現状だ。
例えばオオカマキリ褐色型とヒメカマキリ褐色型は同じパターンだ。
そもそも褐色型しかいないはずの ヒナカマキリ緑色型を発見した事にこの話は始まる。
上記個体と同系の色彩を持ち 緑色味がほぼ無く 紫色っぽく見える明るい個体をヒナカマキリ中間色型?とした。
これまでのヒナカマキリ褐色型とは色味が違う。
ヒナカマキリ褐色型には濃い淡いがあるので 淡い明るい褐色型が中間色型と言えるのかもしれないが 発現の少ないハラビロカマキリ中間色型を細部まで見ると 上記ヒナカマキリ中間色型?と似た配色をしており 全体に淡い紫色に見えるので 今の所この型にヒナカマキリ中間色型?を代入している。
また いないとされるヒナカマキリ緑色型ほどではないが コカマキリ緑色型も少ない。
コカマキリ褐色型にも濃い淡いがあり ヒナカマキリ褐色型と同様だ。
ヒナカマキリとコカマキリが同様なバリエーションを持つとすれば コカマキリにも紫色の型があってしかりだ。
また コカマキリ緑色型と同様なヒナカマキリ緑色型がいるとすれば 今回のヒナカマキリ緑色型は ヒナカマキリ中間色型として集約される事になろう。
そうなるとオオカマキリ中間色型のバリエーションが多い事にも似る。
話の方向性はやや違うが 下の個体をヒメカマキリ中間色型と言って良いものか否か 前脚が緑色の個体だ。
この事もオオカマキリ中間色型の多いバリエーションや はたまた今回のヒナカマキリ緑色型に似ていなくもない。
通して どうやらカマキリ体色のラビリンスに入ってしまった様だ。
単にパターンに代入せず 種ごとに見ろと言う事か?。
宿までかまきりついてきたか 種田山頭火
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