ついに迎えたこの日。
今日のこの行事をもって娘の高校野球が全て終わった。
放課後、教室に残り友達と何時間もおしゃべりしてたい日もあっただろう。
休日に化粧して、おしゃれして、街に遊びに行きたい日もあっただろう。
夏は真っ黒に日焼けし、
冬は指先がひび割れし、
それでも選手がかけてくれる何気ない言葉が嬉しかったり、
坊主頭の形を見ただけで誰かすぐわかるようになったり、
どんな綺麗な服よりジャージが似合ったり、
監督から「いま球数は?」の言葉に慌てて適当な数を言ったり、
部室や倉庫はキレイに整理整頓できるのに自分の部屋は・・・
練習中どれだけ捕食し、どれだけ食べても選手は太らないのに気が付けばマネだけは・・・
ホントは選手を支えてるはずだったのがいつの間にか部員に支えられてたり・・・・。
練習もない。試合も出ることもない。球場で注目される事もない。
出来て当たり前と思われるプレッシャー・・・・それでも最後までやり遂げた。
必死になって目指した甲子園なんかより毎日練習したグランドや汚くて汗臭いみんなの部室が好き・・・そんな娘の高校野球。
最幸の仲間に支えられ、優しく見守ってくれた保護者の皆さんに支えられ・・・最幸の笑顔を残し娘の高校野球が終わった。
急激に成長した高校3年間、春にはJKからJDになる娘。
あんまり急いで成長されると寂しくなる。
女子から女性に成長する姿に嬉しくもあり寂しくもある。
少しづつゆっくりでいい。
もっと父や母に迷惑かけてもいい。もっと心配させて欲しい。
明日、三潴高校卒業式で高校生活全ての行事が終わる。
卒業おめでとう!
ただ・・・春からの門限20時、これだけは譲らない。