段々と料理にかける時間が多くなっている。特に手のこんだ料理をしているわけでもないのに。 理由の一つに手の洗いすぎがある。卵を触ったと言っては手を洗い、卵をもう少し増やそうと割ったら手を洗う。おにぎりをするにも中身の具を冷蔵庫から取り出すのにドアを触ったらまた、手を洗い。こんな調子だからなかなか進まない。だって、冷蔵庫のドアを消毒しているわけでもないし、始終あまりきれいとは言えない手で触っているから。本当は手順よく必要なものは全て取り出しておくのがいいのだが、ついつい思い付きで物事を始める癖があるから仕方ない。
だけど、その分手抜き料理を覚えることが多くなった。好評なのは簡単ちらし寿司。
山椒の実を四分の一になるくらいに包丁で叩いて舞茸と一緒に甘辛く煮る。残りご飯でもいいから酢で味付けしたのに混ぜる。あれば、ちりめんじゃこを入れても良し、カニカマでもなんでも適当にあれば入れるし、無ければそれでよしとする。ただし、我が家には友人に毎年漬けてもらっている最高に美味しい紅ショウガがある。それと錦糸卵とで我が家独自のちらし寿司の出来上がり。
他には、変わり巻きずしだ。椎茸がなかったのでこれまた舞茸と出し巻き卵で巻いた。勿論出し巻き卵には砂糖など入れない。純然たる京風出し巻きだ。たった、この2種類だけなのに主人は美味しいと言って食べてくれる。もちろん、卵の量が多いから美味しいのだろうけど。主人はいくら卵や魚卵、脂身をたべてもコレステロールが低いからその点安心。
昔はよくポテトサラダを作りすぎて余ったらコロッケにした。最近でこそ料理本にあるけれど、昔はそんなことする人もなかったから、皆が美味しいと感心してくれた。また、たくさん作ったポテトサラダはゆで卵を足して食パンの上に載せアルミホイルを皿にしてオープントースターで焼く。最近は面倒なのでどちらもあまりしなくなったけど。そうだ、久々にやってみようかな。