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スキー場の思いでは?

2017-01-22 17:01:23 | スポーツ

 スキー場の思いでというのは、いっぱいあるけれど、特に親切にしてもらったことは忘れられない。 最近野沢温泉スキー場の辺りで遭難があったらしい。それでふと思い出したなつかしいホテルがある。

 其の日は特別の大雪で全体的にスキー客も少なかったし、早々にみんな切り上げていたようだ。宿に着くとそこの主人がとても心配してくださって「ああ、よかったもう少ししたら捜索に行こうかと思っていたところだ。」と言われた。なにせ、例年にない特別な大雪だったらしい。しかも、その宿は当日私たち二人しか宿泊客がいなかった。他の宿でもそうだったらしい。

 「今日は、お二人だけだからご馳走するんだと朝から頑張ってましてね。」と御主人は若い娘さんか、若奥さんだかのことを顎で指して言われた。言葉通りテーブルの上には食べきれないほどのご馳走が並んだ。しかし、申し訳ないことに食べきれなくてたくさん残してしまった。

 安いツアーを利用して、しかも、ゲレンデ内のホテルだから食事は一切期待していなかった。若い男の子ならきっと大喜びだっただろう。

 名前を書くと宣伝になるのであえて書かないが野沢温泉スキー場に行った人ならその名はわかるだろう。

 また、ツアーのサービスについている喫茶店があって、(喫茶店か食堂かはっきりしないけど)そこで、午後休憩してた。二日続けて割引券があるので時間つぶしをした。すると、「サービスです。」とリンゴのデザートが運ばれた。店の人たちが私たちの方をみて目くばせしていたのできっと長居を嫌がられてるのかと思っていた矢先のこと。そして、そのりんごの美味しかったこと。そもそも長野のホテルで出されるリンゴはいつも美味しい。

 感動したのは、関西なら長居する客は嫌がられることが多いのに長野の方はよく来てくれると言う受け取り方をすることだ。確かにその店には午前と午後と一日に2回行った覚えもあるが。

 また、帰り立ち寄った食堂でご飯が売り切れてしまってラーメンぐらいしかできないのに、古い保温のご飯でよければとお家の分らしいのを出していただいた。

 「炊き立てではないけれど町と違ってお米は比べ物にならないくらい美味しいですよ。」

 ハンバーグの値段だけでライスの値段はとられなかった。

 「うちのラーメンは美味しいと京都の人でいつも帰りに寄ってくれるお客さんがいます。」

 ラーメンは知らないがハンバーグはきちんと自家製だった。

 野沢温泉は良い思い出が多い。スキー場というより周辺のお店などが。


恐るべき才能

2017-01-22 15:22:39 | 本と雑誌

 最近乙一氏という作家に凝り始めた。彼は、今までの常識を覆す]ような人物である。

 「純文学は17歳の少年にも書けるがエンターテインメントは大人でなければ書けない」

 なるほどそうだなと思ってきた。ランボー、三島由紀夫、ラディゲ。誰しも天才と呼ばれた人たち。しかし、エンターティンメンターではなかった。

 しかし、乙一氏はなんと、17歳どころか、16歳だったとのこと。あの栗本薫様が彼をとても推したことにも妙に納得。

 彼のzooのなかにある「七つの部屋」なんて最高に怖いし、切ない。ケッチャムの「隣の家の少女」どころではない。姉という人物像をものすごく上手に描いている。只々とても巧い人なんだなあとため息をつくばかり。

 ラノベってどうしてラノベなんだろう。半村良氏もすごく面白い分野だったけど箔をつけるためか、どうしても直木賞をとる必要があったらしい。どうもその作品より賞をとってない作品のほうがむちゃくちゃ良かった気がする。もっとも別の賞はとってたのだろうけど。

 最近は多様なジャンルになって、一概に分けられない作品もある。自分は、なんてなにも知らないで、そのくせ趣味は読書だなんて言ってきたのだろう。