毎日夫人に掲載されている諏訪哲史氏のエッセイ。何気なく目を通していたが、やっぱりこの人ってすごいなあと思うことが多い。今月は宮沢賢治の「注文の多い料理店」を引用してあった。
この「料理店…」は、読んでいてすごく変な気分になった覚えがある。それに、怖かった記憶もある。
諏訪氏には共感できる部分が多い。
同時に同じようなことを感じる人達がいるのを、最近gooのブログだったかで知った。それは、敬語に関してだ。
私たちは社会人になって会社などに就職した際新人研修なんかで言葉の使い方を教育されたはずだ。
外部の人からの対応では、例え自分より偉い役職の人であっても「社長は只今席を外しております。」と敬語は使わない。何故なら、新入社員といえども社長とは内部の人間になるのだから。
しかし、自民党の議員が総理のことを敬語で「なになにされてます。」「総理がこう言われてます。」などと敬語づくしなのを耳にすると思わず社会人としても常識を疑ってしまう。野党議員が言うなら多少分かるのだが。挙句にコメンテーターか評論家みたいな人、キャスターまでもが敬語を使っている。彼らは、いったいどんな学歴で学力だったのか。
かって歴代の総理にこんな敬語漬けしていたことがあるだろうか?まるで絶対君主の怒りを恐れているどこかの国の広報や取り巻き議員のよう。でないと粛清されたりするのかしら?挙句にルールを変えて在任期間を伸ばすらしい。ますますもってどうも近くのあの国の偉い人を連想して仕方がない。ここは、日本ではないのか。
皇族に敬語を減らして国民の下僕である総理に敬語を頻繁に使う。文系を軽んじているとますますみんなきちんとした言葉が使えなくなってくるだろうし、常識の尺度が分からなくなってくるだろう。 でもみんな国語力がなくなるのはこれからの国にとっては良いことなのかもしれない。
道理で私もまともな文が書けなくなってきたようだ。