家の近くにも行列のできるパン屋(テレビで放送されたため)、コンビニ、スーパーなどパンを売っている店は多い。しかしながら、私の好きなあのパンを売っている店はない。
それはあのニューバードと言うパンだ。妹も好きだったらしくそのパンを見つけたらたくさん買いだめして冷凍しておくのにと2回も言った。
ディリーヤマザキで名前の違うソーセージドックなるものがあるが、生地が違うらしい。カレー生地の揚げパンでないとダメなのにたまに見つけても少しカレールーのようなとろっとしたものが中に入っているから気に要らないらしい。
私の場合はどちらでもいい。要するに揚げパンとソーセージが入っているのがいい。別にゆで卵であってもいいのだが…。しかし、揚げパンにはチキン、たっぷりのカレー揚げパンだとか、中味があんだったりとか苦手な具材ばかり入っている。
つまり、西湖堂は潰れてしまっているから仕方ない。ディリーは職場の近くにあったから朝はそこで買って言った。しかし、仕事を辞めてからは通ることもない。比較的近くのディリーは悲しいかな潰れてしまった。
ソーセージはウィンナーは近頃ではクロワッサンや普通の菓子パンに挟んである。
これだけパンが店頭に並べられていながら本当に食べたいパンが一つもないなんて、私はニューバード難民なのだわ。
ファミリア、ローソン、セブンイレブンとどこにもない。そういえばミニストップとサークルkにはまだ行ってないなと考えつつ、どうしてもなければ自分で作るしかないなとおそらくする筈のないことを思いついた。でも、もし作ったら妹に一杯あげようと思う。
ひとつ、嬉しいことはどうやら田井弥さんのパンがまだあるらしい。以前通ったときに見たけれど見当たらなくて廃業されたのかなと思っていた。でもブログでこのパン屋さんのことを書いてる人を知り嬉しかった。
私が生まれて初めて卵サンドを食べたのは中学の時学校に入っていたこのパン屋さんでだった。同級生が買うのを真似て買ってみて何ておいしいものがあるんだろうと思った。他にも、友人のおすすめは塩パンだった。一番安くてあっさりして好評だった。だから、塩パンは最後に食べるのだ。中にはお弁当は持ってきてるけど卵サンドか塩パンをデザート代わりに買っていた人もいた。母もそんなに美味しいパン屋さんがあるならと弁当作りをしなくて済むので大喜びだった。しかし、ある日突然パン屋さんが学校に来ることはなかった。母親が作った栄養ある弁当を食べること、もしパンを持ってきてもそれは親が選んだものなら良いと言う訳の分からない方針だった。みんながっかりしたのは言うまでもない。おかげで見栄えの悪い栄養価の悪い弁当を食べなければならなくなった。
そのイメージがあるのだろう。ゆで卵でない卵サンドを喫茶店などで出されたら何かの間違いだろうとびっくりしたり、お金を出すのがもったいないように思った。それはずいぶん長い間続いたっけ。