以前、J子さんだったっけ。彼女のエピソードをもう一つ。彼女は、アルジェリアかナイジェリアかは忘れたけれど、そこの友人たちに服を送っていた。勿論送料がかかるが全て自費。綺麗な子供服などを職場の人たちから集めていた。
どうして友人かと言うと、一般的な機関に送ると上層部の人たちが取って末端にはとてもいかないらしいからだ。
ある日、長崎で大きな水害があった。J子さんと、もう一人、R子さんが義援金を送ろうと話していたので、私も仲間に入れてもらうことになった。そこで、さて誰の名前で送ろうかと言う話になったので
「私の名前で送って。」と冗談めかして言うと、彼女たちは即座に「ああ、いいよ。」と返事した。
結局は後日J子さんの知人たちも加わり、グループ化して匿名で送ることになったが、彼女たちの金額を見て驚いた。5千円、1万円が当たり前。一時は一番少ない1000円しか出さない私の名前で義援金を送ってもいいと彼女たちは言ったのだ。
「ごめんね。1000円しか出さない私の名前にして、なんて言って。」とR子さんに言うと
「そんなこと、どうでもいい。私は九州出身だからしょっちゅう災害を見てるし、あってきてる。貴女は京都の人で災害なんか、あんまり知らないのに賛同してくれて。それがとても嬉しかったわ。」との答えが返ってきた。ちなみにこのR子さんは、ある種の絵で世界的に有名になっているらしい。
私の周囲にはかって素晴らしい人たちがいたのだなあとしみじみ思う今日この頃。
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