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再々読

2009-04-21 18:59:02 | 本と雑誌

急にあることを思いつき「氷壁」を今また読み返してみた。最初に読んだのは確か10代だったのではないだろうか。たまたま母の書棚にあったのを読んだ記憶がある。後年主人と井上靖について話していた時彼は、この「氷壁」について私の思いを尋ねた。

 「本当に、ザイルは切れたと思う?」

 私は即座にザイルは確かに切れたと、まるで見ていたかのように自信をもって答えた。その理由として、もちろん作者の筆の力もあるが、個人的な経験でも世の中には本当にこういったことは日常茶飯事なのだ。メーカーに「絶対にうちの商品に限ってそんなことありません。」と念を押されてもダメな商品はいっぱいあって発売までにさんざんテストを繰り返したり、優秀なはずの頭脳を結集しておきながらも欠陥商品のなんと多いことか。そして、最近になってその顛末を知って「やっぱりザイルは切れたんだって。」と主人に教えてあげることができた。これで、私達の長年の疑問はかたずいたわけだ。そして愛読者としてはどうしてもザイルが切れたのでなければ納得ができない。

 人と作品で福田氏が「氷壁」の美那子も若く美しい叔母の化身と言っておられるが、私はこれまた母の書棚から取り出した「あすなろ物語」の登場人物が、美那子と重なってしまうのである。それは作者の美しい繊細な表現力から同じ絵を描いてしまう私の勝手な想像力かも知れないが。


暖冬

2009-04-14 22:31:02 | スポーツ

 1月、やっとの思いでとれた休日を利用して4泊する計画で志賀高原に行った。しかし、突然の体調不良、購入したチケットも私の分は返金してもらえたが、夫の分は「本人が具合悪いわけではないから駄目です。」と返金してもらえず。挙句にうっかりチケットを売り場に返してしまっている。それならば意地でも滑ればよかったのに。そしてチェックアウトの際には、1人1泊7800円の筈が8800円を請求された。予約時にはさんざん念を押したのに・・・

 1月の分を取り戻すべく2月は八方に行く。ところが、出発のバスに乗り込もうとして2人のスキー道具がなくなっていることに青ざめる。間違って違うバスに積み込まれたのかと思ったが運転手はとりあってくれない。ふと横を見ると男女が2人それぞれ私達のスキーとシューズバッグを抱えている。バスにせかされるので理由を聞く間もなくひったくるようにして自分たちの予約のバスに乗ったけれど全く不思議な光景だった。挙句に八方では2月と言うのに雪ではなく雨に降られた。ゲレンデ状態はむちゃくちゃ春スキー。でも、さんざん利用したゴンドラも冬にはこれまで一度も乗ったことがなかったので、やっと勤めを果たしたような気になった。

 そうして3月には再び志賀高原へ。懲りないところが私達のいいところ。お蔭でやっと冬らしい気分を味 料理が良かったのは何という皮肉なことか。

 世間では桜に浮かれているというのに我が家では去りゆく冬が恋しいのである。夏にはどんなトレーニングをすればよいのだろうか。毎冬、滑り始めはいちからに近い。自転車のように何十年乗らなくても大丈夫という訳にはいかない気がする。


スキー

2009-04-13 23:50:06 | スポーツ

 ブログ人始めました。なぜスキーに凝り始めたかについてお話したいと思います。

四季を通じてどこかに行きたい。じっとしていられない。だけど、冬山に登る技術はない。そのためす。私たち夫婦は冬は冬眠の季節にはいってました。そこで、考え始めたのがスキーなのです。それと重なるようにして夫が趣味で農園を借りたので冬は結構忙しくなってきたのです。この間も信州方面にスキーに行った帰り立ち寄ったフルーツランドで野沢菜の種を見つけて蒔きました。それは、もう食卓に上がっています。もっと、大きくなるまでほっといたら天王寺蕪になるのかなと笑いながら。

今年の冬は暖冬でさんざんでしたが、また来季を期待して楽しい春・夏・秋を過ごせるように努力しなければ。