近くに徳州会があって本当によかった。
夫が急に具合が悪くなったが、普段かかりつけの病院は、生憎その夜は、内科や外科のD,rの当直日ではなかった。しかし、一目見て尋常な状態でないことは、分かる。今、何が一番必要かというと、脱水の改善だ。診てもらえることは、診てもらえたが、結局専門外ということで座薬1ケをもらって、もう一度、午前中の外来の診察にくるようにと言うことだった。もう、明け方近くで、一度家まで帰って出直してくるなんて。以前そこの病院では、やはり、緊急にとってもらい、とりあえず入院して、外科医が来るまでの間、対称的に治療をしてもらい執刀を待っていたことがある。随分と方針が変わったものだなと思いながらも仕方なく帰るが、動いたために苦痛は増しているようだ。
タイムリミットが来たと思い、救急車を要請した。ここのシステムが凄い!電話口の相手のほうから、我が家の住所と名前を聞かされた時にはさすがに驚いた。それに、病人がなかなか動けなかったせいもあり、家から出るより早くに救急車は着いた。隊員の方は、「どこに行きますか?」と先ほど返された病院の名を告げられたが、そこは行ったけど当直のD,rが該当しない事を告げ、もしも、手術が必要な場合はそれに対応できる徳州会に行って欲しい旨を告げた。
幸い手術はしなくても済んだが、後もう少し遅れていたら大変なことになっていたと思う。この夏、どこか他府県で、救急車が来ないために亡くなられた方があった。仮に救急車が来たとしてもそれから以降の問題は、適切な病院があるかどうか、受け入れてくれる病院があるかどうかという問題も残されている。
入院中夫は随分とわがままな患者だったに違いない。本人自身は朦朧として、よく覚えていない事柄があるみたい。それでも、D,rはじめ他のスタッフの方たちは我慢強く優しく接してくださった。それは、面会に行ったときに部屋の様子を見ても分かる。忙しい中、時間をみつけて、まるで、身内のような看護をしてもらった。若いきれいな女性が今頃楽に稼げる時代。それに比して、彼女たちは過度な労働をして、他人のために尽くしている。
ふと、むかし、看護雑誌で、とても、かわいい女の子が、『アイドルになるよりもエンジェルになりたい』と書かれた文字の横で微笑んでいたのを思い出す。
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