今回は中野にあります魚料理『らんまん』へ行ってきました。
中野には大きな飲み屋街があり、魚が美味いお店も多くありますが、こちらはその領袖とも言えるのではないでしょうか。
かなり久しぶりにお邪魔しました。アルコール消毒、検温をしてカウンター席へ。
先ずエビスビールをいただきました。お通しは白板。山口県産とのこと、名産の宇部蒲鉾かな?ぷりぷりでおいしい。
さて、始めはやはりお刺身。寒くなってきて魚に脂が乗ってくる時季ということで、真鯛刺身と〆鯖を注文しました。こちらの〆鯖は注文を受けてから〆るので、それまでの間に焼き茄子をお願いしました。
焼き茄子
表面しっとり、中はとろりと溶けます。
〆鯖、真鯛刺身
〆鯖:脂の乗った鯖を20~30分程軽く〆てあります。柔らかな食感、甘み、申し分なし。
真鯛:皮を残した松笠造り。皮目はコリっとして、身はやや歯応えを残す熟成加減、皮と身の間の脂の旨みが濃い。鮨屋程寝かせていない、この食感と旨み甘みのバランスが佳いです。
お刺身に合わせて新潟『〆張鶴』純 純米吟醸を常温で注文。その際に穴子の白焼きもお願いしました。すると、生簀から活きた穴子を引き上げ「こちらを白焼きにします。」と見せて下さいました。写真を撮り忘れたのが悔やまれます。立派な穴子でした!生簀の活きた穴子を注文を受けてから捌く。これは以前にお邪魔していた頃には無かった料理だと思います。
穴子白焼き
サクッとふわふわ、とても軽い焼き上がりで、脂の乗った大きな穴子でしたがワサビとスダチを添えてペロリと食べてしまいました。付け合わせの牛蒡もいいアクセントです。
最後におでんを注文。
おでん(牛蒡巻、玉子、海老芋、大根、昆布)
味付けは関西に近い出汁です。しっかりと味の染みた大根に玉子、海老芋のねっとりとした食感も佳いです。
実に6,7年ぶりにお邪魔しましたが、とても素晴らしかったです。注文を終えて、マスクを外した時に「あら、お久しぶり。ですよね?」と、覚えていてくださったのも有り難いことでした。
また季節ごとにお邪魔したいところです。
幸せな一時を過ごさせていただきました。
ご馳走様でした。
魚料理『らんまん』
東京都中野区中野5丁目59-10
17:00~22:00
水曜定休