今回は中野にあります魚料理『らんまん』へ行ってきました。
昨年12月に久しぶりにお邪魔して、やはり佳いお店だと再確認。また近いうちにと思っていたのですが、その後再びコロナ(オミクロン)が大流行してしまい、自粛の日々。この度ようやくお邪魔することが出来ました。
検温、消毒をしてカウンター席へ。
エビスビールを頼み、お通しは白板。いよいよお品書きを眺めようとしたとき、「今日は海が時化であまり魚がないんです。」とのこと。
実際、品書きには前回の半分くらいの数しか書かれていない。青背の魚や穴子は無し。残念…と思いつつ品書きを眺めると真鯛がある。もう桜鯛の時季。そしてマコガレイ。梅雨の時期が旬と言われるが、今は漁場ごと仕入れが出来るため春から秋にかけて味が落ちることは無いと言われているし、白身好きとしてはこの二品があればいうことはないです。
真子鰈、真鯛
真子鰈:透明感のある身は適度な弾力で、上品な甘みがあり美味。
真鯛:松笠造りで食感良く、なんと言っても皮と身の間にしっかり脂がのっていて味が濃い。時季だからでしょうか、魚味満点といった感じ。
筍煮
筍の歯ざわりと香気、甘み。そこにわかめの風味が佳く合います。
まさに出会いもの。
かたくりの花
カタクリの花と葉の三杯酢。「少し漬けておくと味が馴染みます。」とのこと。調味酢に少し浸しておいてからいただいた。シャキッとして優しい甘み。
新潟『〆張鶴』純 純米吟醸
子持ちやりいか煮
酒の肴にもう一品。春の子持ちのヤリイカは旨み豊か。酒が進み過ぎます。
あいにく時化の影響で魚は少なかったですが、そんな中でも春の魚菜を味わうことができ、幸せな一時を過ごさせていただきました。
また寄せていただきます。
ご馳走様でした。
魚料理『らんまん』
東京都中野区中野5丁目59-10
17:00~22:00
水曜定休