私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

ひとりを慎む

2010-08-11 | 6悩む
パソコンや電卓を道具に生活を成り立たせていた頃、私の右上肢には、しばしば色々な現象が起きた。

前腕部に得体の知れぬ「しこり」が出来、痛みも何も無いのだが、結構な大きさで、整形外科でCTのスライス画像を撮ってもらっても、結局何ものであるか判断できず「切開して調べてみる?」というあまり積極的でない問いかけをもらって帰った。

働き者の女性の手に多く出来るという「ばね指」も右薬指に抱えた。
これも、整形外科では「切開する?」と勧められる。

商売道具の右手の手術は極力避けたい。
痛みは無く、悪性のものである可能性もなさそうなだったので、結局いつも手術を選択することはなかったが、事務仕事から遠ざかって数年、「しこり」も「ばね指」もいつの間にか消え失せた。

ところが先日、右足の足背部にしこり状の盛り上がりを発見した。
「逆ばね指」状態だ。

つらつら考えてみるに、最近私は足の親指を頻繁に使っていた。
冷房の風を循環させるのに扇風機のスイッチを入れる時、そして切る時。

パソコン周辺機器の電源タップのスイッチを操作する時。

バルコニーの出入りに使うサンダルを引き寄せたり所定の位置に戻したり。

…こういうのを「お里が知れる」というのだ。
横着でお行儀の悪い所作を、もはや誰も注意してはくれぬ。

明らかに使い過ぎの右足の親指。
休ませてやりましょう。
そして、お行儀よく、ひとりを慎みましょう…と肝に銘じることだった。
コメント
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