“Calling You”があまりに有名な主題歌。
1987年のドイツ映画なのだが、もう20年も前の曲だなんて思えないくらい、相変わらず個性的で新鮮です。
「ドライビング Miss ディジー」と構成が少し似ていますが、こちらの方がより詩的でハイセンス。
夫から逃げ出した、癒し系太っちょドイツ人女のジャスミンと、夫を追い出した、キャンキャン攻撃的な黒人女のブレンダが心を通わせる過程を軸にお話は進む。
今の私は、ジャスミンの体型にブレンダの攻撃的タンカを併せ持っている…と、ちょっと痛い共感。
ふてぶてしいなりのジャスミンがどんどん可愛らしくなり、ささくれ立った心情がそのまま表に出ていたブレンダが温かさと潤いを取り戻す様子は、映像で見ていて実に美しく、見ているものの心を満たしてくれる。
ちっとも色あせない佳作だと思うのだ。
スリルもサスペンスもバイオレンスも、現実社会にあふれている。
せめて映画や本の中では、人間の温かさに触れたい。
1987年のドイツ映画なのだが、もう20年も前の曲だなんて思えないくらい、相変わらず個性的で新鮮です。
「ドライビング Miss ディジー」と構成が少し似ていますが、こちらの方がより詩的でハイセンス。
夫から逃げ出した、癒し系太っちょドイツ人女のジャスミンと、夫を追い出した、キャンキャン攻撃的な黒人女のブレンダが心を通わせる過程を軸にお話は進む。
今の私は、ジャスミンの体型にブレンダの攻撃的タンカを併せ持っている…と、ちょっと痛い共感。
ふてぶてしいなりのジャスミンがどんどん可愛らしくなり、ささくれ立った心情がそのまま表に出ていたブレンダが温かさと潤いを取り戻す様子は、映像で見ていて実に美しく、見ているものの心を満たしてくれる。
ちっとも色あせない佳作だと思うのだ。
スリルもサスペンスもバイオレンスも、現実社会にあふれている。
せめて映画や本の中では、人間の温かさに触れたい。