私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

出前一丁でお昼ごはん

2025-02-26 | 1食べる
最強寒波は過ぎ去ったものの、まだまだ寒い2月の終わり。

お昼ごはんは出前一丁で簡単にすませる。
具材は豚コマと白ネギ、どんこシイタケとブロッコリースプラウトを山盛りだ。

和風でインスタントラーメンを作ると、明治生まれの祖母が時々作ってくれたラーメンを思い出す。

使う袋麺はやはり出前一丁が多かったが、スープはセットされたものでなく、和風のかつお出汁が使われたラーメンだった。

祖母は料理にこだわりのある人ではなく、何故そうした作り方にしていたのか謎なのだが、オーソドックスな出前一丁を作りながら、不意にカツオの和風出汁が香るような気がして戸惑う。

気の強い明治女で、温かい人柄の祖母ではなかったが、食の記憶は共に生きた証であり、確かに人生を共にしてきたのだと思いしらされる瞬間である。
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栃尾あげのネギ味噌サンド

2025-02-19 | 1食べる
スーパーで栃尾あげを見つけた。
分厚くたべごたえのある油あげだ。

初めて食べたのはデパ地下の特設販売。

もっと分厚い栃尾あげに、挟む物にも3種類ぐらいのバリエーションがあって、2種類ほど買い込んで食べてみた。
味噌味とキムチ味と…たっぷり量もあり、堪能した。

スーパーで見つけたものは、ひとまわり小さなおあげ。
挟み込む具材も、自分で用意しなくてはならない。

生食ピーマン用の辛み味噌と、白ネギの薄切りを挟み込み、電子レンジでチンして加熱。
その後に、オーブントースターで表面がカリカリになるまで焼いて、サンドウィッチを作る要領でカットした。

たっぷりの大根おろしと生姜おろしを用意し、出汁醤油かポン酢しょうゆでいただく。
デパ地下で購入した、セット済み栃尾あげには及ばないが、なかなかどうしておつな一品になったのだ。
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ちぢみほうれん草

2025-02-16 | 1食べる
日の出が早くなり、少しずつ動き回れる時間が増えて来たような気がする。
春の気配が感じられるようになるまで、あと少しだ。

春が訪れる前の、この寒い時期にだけ楽しめる食材がある。
ちぢみほうれん草だ。
元祖の群馬県産が格別に美味しい。

スーパーで見かけると、普通のほうれん草より少々値は張るが、手にとってかごに入れずにはいられない。

今日はごま和えにして存在感のある一皿となった。

夕飯のメインは黒瀬ぶり中心の握り寿司。
生海老が一貫あって、これを食べてしまった為、エビアレルギーのある私は微妙に痒い。

今晩は抗ヒスタミン剤のお世話にならねばなるまい。

野菜不足ではないかという強迫観念があって、ピーマンのザク切りを辛み味噌で和えて添える。
また、立派なセロリが安く入手できたので、トマトとサラダにしてマヨネーズで食べる。

新鮮食材たっぷりの晩御飯。
お腹いっぱいになりました。
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初午の五色いなり

2025-02-11 | 1食べる
今日の建国記念日は初午の日。
稲荷神社に祭神が降り立った日だそうで、趣向を凝らしたいなり寿司が並んでいるのを見つけた。

五色いなりなるものを買い求め、お昼ごはんにした。

きめ細やかな普通のおあげに梅かつおのおあげ、黒糖おあげに柚子おあげ、そして青じそおあげ。
彩り豊かなおいなりさんを一つずつ口にすると、それぞれに味わいが異なり、楽しむことができた。

しかし、やはり普通が一番だと思った次第。
オーソドックスないなり寿司が、一番美味しい。
それは私に限らず、お稲荷さんのお好みでもありましょう。
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寒い日曜のサンドウィッチブランチ

2025-02-09 | 1食べる
寒い。
家の中にいても、眠っていても寒い。

一昨日は降りしきる雪のなか友人を送り届け、シャーベット状の雪が積もった、大橋を運転することになった。久々の恐怖に震えた。

縮こまった身体では、行動範囲も狭くなる。

日曜日の朝は、長く眠り続け、サンドウィッチを作ってブランチにした。

温かいスープでも作れば良かった。
サンドウィッチは冷たいが、しっかり食べた。

昨夜から気になっていた喉の痛みも収まったようだ。
ガソリンを給油しなくてはならないが、日のあるうちに、早めに出掛けよう。

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ごぼう天うどん

2025-02-01 | 1食べる
世の中は今月二日の節分に向け、恵方巻だの節分そばだの賑やかである。

お祭り好きの日本人。
イベントがあれば、それをテーマにした売場づくりがなされて、定番のあれやこれやが姿を消してしまう。

日常を忘れて、一緒に祭りを楽しめば良いのだろうが、いつもの定番商品を求めて諦める事が最近は増えたように思う。

春をそろそろ迎える境目だというのに、今日は寒かった。
へそまがりの私は、そばではなくうどんが食べたくなる。

仕出しやさんが営むお弁当やさんで、お気に入りのごぼう天を買い求め、温かいごぼう天うどんのお昼ご飯になった。
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鶏ごぼうネギまみれ

2025-01-20 | 1食べる
ごぼうが好物だ。

ごぼうのてんぷら。
きんぴらごぼう。
すき焼きにも豚汁にも、ごぼうがあるのと無いのとでは風味に格段の違いが生じる。

今日は鶏のせせり肉とごぼうを炒め、鶏ごぼうの晩御飯になった。

お好み焼きに使おうと用意していた、刻み青ねぎが、今日までの消費期限だったので、全てをフライパンに投じて、ネギまみれに仕上げた。

ごぼうは根っこであって、およそ食べ物には見えないだろうが、食物繊維が豊富で、ポリフェノールも沢山含有している。

戦時中、日本で捕虜となった外国人は「根っこまで食べさせられた」と劣悪な待遇のひとつとして訴えたそうだが、現在、我が国に溢れるインバウンドの訪日客の方々は、ごぼうという食材について理解してくれているのだろうか。

あく抜きしすぎると風味を失う。
ほどほどの下処理で味わいたい。
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柿の葉寿司

2025-01-13 | 1食べる
連休中日、ぼんやりスーパーのチラシを眺めていて、全国各地のお弁当特集に目が止まる。
寒いし、料理するモチベーションは低い。

奈良の柿の葉寿司を食べたい気分になった。

米も買っておきたくて、夕暮れのスーパーに出かける。
当日、新潟の米や玉子の特売をしているスーパーもあったのだが、ぐずぐずしいて、もう特売品は間違いなく売り切れている頃合いだった。そこで、徒歩で荷物を抱えて帰ることが可能なスーパーを目指した。

米は高い。
棚に米袋は並んでいるものの、米が店頭から消えた昨年の価格から安くなる気配はない。

2キロの米袋をカートに放り込んだが、知り合いの店員さんが「明日からまた値上げされるよ」と言うので、5キロの米袋と入れ替えた。

米はまだ炊かない。
晩御飯は柿の葉寿司なのだ。
しかし、手元に米在庫のゆとりがないと、落ち着かないのだから仕方がない。

柿の葉寿司は、鯵、鯛、鯖、鮭、海老がそれぞれ載せられ、柿の葉でくるんである。
四角い寿司が全部で10個。
ペロリと食べる自分が恐ろしい。

食欲という煩悩からは逃れられない。
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三日とろろ

2025-01-03 | 1食べる
たいした食事をしていないのに、お正月に食べ過ぎた感がある。
体重も増えたが、消化能力も落ちているような気がする。

「三日とろろ」というワードを聞きかじり、トライしてみた。
カロリーはそこそこあるような気もするが、日常の食生活に戻さねばなるまい。

エポックメーキングにはなるかもしれない。
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年明け二日目の晩御飯

2025-01-02 | 1食べる
正月二日。
今年は気持ちばかり焦って、一向に年始らしい食事を用意出来なかった。

初詣も墓参りも終えて、やり残していた事務仕事も片付け、買い込んだまま料理できなかった食材を使って、かぶと鶏の煮物を作る。

状態の良いかぶは、千枚漬け風に仕上げる。
冬至に頂いたまま、柚子ジャムを作る元気が出ず、あちこちに配った残りの無農薬柚子が十分あって、酢のものにも煮物にも、柚子を贅沢にトッピングすることが出来る。

黒豆おこわを炊いたものの、水加減を誤り、かなり軟らかい仕上がり。

気持ちばかり急いて、ツボを外してしまうので、あれもこれも難アリだ。

しかしながら、現在の我が国では砲弾が飛んでくる状態にはないのだから、平和な状況に感謝し、有り難く食事しなくてはなるまい。

自分の焦燥感はどこから来ているのだろう。
墓参りを終え、フェードアウトの方向性が明らかな、一族の状態を確認してしまったからか。
自身の人生の終着点が見え始めているからか。

神社に参拝する長い列に並び、それでもまだまだ先は長いと覚悟した。
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