つたない私のブログに訪れて下さった方のブログを訪問して、しばらく考えることの無かった事に思いをはせる。
今の私がこんな風な存在で、世の標準から隔たった生きようであるのは、結局のところ、私の生まれ育った環境を成り立たせた人々のせいであると。
私を取り囲んだ大人達は、悪人ではなかったけれど、それぞれに屈折を抱えた個性的な面々であった。
守られてはいたけれど、温かい愛情に包まれて育ったわけではない。
家族は、生存を保証してくれる人達ではあったけれど、頑固で、お互いにわかり合い、折り合いをつけるのは難しい人達だった。
かくして、家族が私にとっては厄介な存在となる。
愛情に満ち足りてはいなかったので、愛をもとに、新たなファミリーを築くことに価値を見出だすこともなかった。
人間は結局のところ、育まれ与えられたものに相応する仕上がりにしかならない。
そして今、墓じまいが自分に残された使命だと考えながら生きている。
酷暑の日曜日、家に引きこもってそんな事を久し振りに思った。