この4年近く、この2つの薬を飲んでいます。
ひとつは、乳がんのためのホルモンを遮断するためのお薬、アリミデックス。
乳がん増殖のキーとなるエストロゲンを作り出すアロマターゼの働きを阻害して、がんの増殖を抑制するお薬です。
もうひとつは、橋本病という甲状腺機能低下症のためのお薬、チラーヂン。
甲状腺ホルモンを補充するお薬です。
後者の方は、完治できないため、一生飲まなければなりません。
新陳代謝が悪くなる病気でもあるため、それもあって毎日運動をしていることもあります。
しかしながら、最近、なんだかお薬を飲むのに、嫌気が差してきてしまって、
チラーヂンを1週間前くらいから飲むのをやめてしまいました。
これのせいで、日曜日の夜中に突然、気持ち悪くなって目が覚め、まぶたが重い、視点が合わない、ふらつく、めまい、吐き気、、、頭がしめつけられる症状が起こり、天海祐希さんの心筋梗塞のことを想い出したり、もしや脳に転移とか色々浮かんでしまい、怖くなって救急で、真夜中に聖路加病院へ行くことになってしまいました
とりあえず検査をしましたが、心筋梗塞のような緊急を要する症状ではないとのことで、ホッ-。
しかしながら、甲状腺機能の低下は大いに考えられるとのことで、
薬をやめたことがばれ、同行してくれた夫に大変怒られ、
よくよく冷静に考えてみればなんてバカなわたし・・・と、落ちました
言い訳としては、完全に感情に流されてしまったのです。
●橋本病は、30代を過ぎると気がつかないでこの病気になっている人が多いということから、気がつかないことにしてしまおうか、という悪魔のささやき
●乳がんのお薬が新しいものに変わってから、副作用がピークになっていたこと。(倦怠感、関節の痛み、吐き気)
●身体の異変に神経質で痛みに弱いため、気になりすぎる。
●がんという病気に振り回されるのに飽き飽きしていた。(この病気のことも忘れてしまいたい)
●通院している甲状腺の専門の病院が何しろ混んでいて(朝5時50分に受付に行っても1番になれない)、行くのが憂うつでつい後回しになる。
●チラーヂンを飲まずに、民間療法(漢方、アーユルベーダなど)に頼ろうと思ってしまった。
以上のような理由により、
もう~いやぁ~!!
やめちゃえー!
という感情の勢いだけで、やめてしまった次第でございます。
こんな小さなお薬だけど、身体の機能をコントロールしてくれていること、
あらためて、お薬の存在について深く考えました。
この一粒のお薬のために、何年ももしかしたら何十年もかかって研究してくれた人たちにも感謝しなければ。。。
何より、先生を信用しないといけない。
チラーヂンに関しては、やっと順番が来て診察室に入ると、
検査の結果を見て、はい、このお薬でまたお願いします、と言われ、1分で診察が終わるスタイル。
なんだかなー、と空しさのような、寂しい気持ちで診察室を出る感じ。
愚痴になりました
(でも、もしかしたら同じ人がいたらと思って、私の体験をシェアしています)
救急外来の先生から、今週きちんと検査に行くように言われていたので、いい機会なので、
違う専門の病院へ行ってみました。
これがよかったー!
こちらも混んではいますが、しっかりと話を聴いてくれる、何より先生の真摯な態度が大変和む
自由が丘にありながらも、町の小さな診療所のような感じですが、とてもあたたかい空気が漂っていて、ホッとします。
検査をして、結果が出るまで1時間待たなければなりませんが、自由が丘でショッピングも楽しいしー
そのとき、思わず買ってしまった笑い袋~!
これで、私のもうひとつのライフラインがつながりましたー
めでたし、めでたし。
これからはきちんとお薬を飲みます
乳がんだけで精一杯だったので、どこかで橋本病とも向き合う時間が必要だったということで。
家族や友人には、お騒がせな数日間で申し訳なかったです
検査の結果、予想通り、以前より多少甲状腺の機能が低下してはいましたが、
いつも通り、運動してもよいとのこと。
これができないと、私の息が詰まるので、ほんとによかったー!
昨日の夜から、いつかのトライアスロン出場に向けての、スイムの練習もスタートしました
やっぱり、水泳は、リンパ浮腫にもとてもいいです。
身体もすっきり、怠さも抜けました。
まあ、色々大変ですが、自分の身体と仲良く話し合って、がんばるしかありません。
ちょうどこのタイミングで、Japan for LIVESTRONGの仲間である血液がん・ホジキンリンパ腫を克服して、トライアスロンやウルトラマラソンにも出場して、いつも笑顔で元気にがんばっている牧野かおりさんがfacebookに投稿したメッセージを紹介します。
とっても気持ちがよくわかるのー
私は、少し前まで、息子のために、治すために生きている、という感じが非常に強かったのですが、
そろそろ、私から手を離れて自立しようとしている高3の息子を信頼できるようになってきたこともあり、
彼女の気持ちに深く共感しています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よく聞かれるのよね。
「がんを乗り越えるために何かしていますか?」
「食べ物について何か、気をつけていますか?」
んー。
自分が好きなことをして、好きなものを食べるのが心にも体にもいいんじゃないかなぁ?
って、私は思うんだ♪
治すために生きてるわけじゃ、ないからさ。
走ったり泳いだりしたいから、そのためにどうしたらいいのか?を考えてるよ。
治らなくても走ったり泳いだり、できるからね。
確かに治すことも大切、だけど、自分の人生そのものを生きることを一番大切にしたいな★
したいこと、できることをしていこう。
By Kaori Makino
ひとつは、乳がんのためのホルモンを遮断するためのお薬、アリミデックス。
乳がん増殖のキーとなるエストロゲンを作り出すアロマターゼの働きを阻害して、がんの増殖を抑制するお薬です。
もうひとつは、橋本病という甲状腺機能低下症のためのお薬、チラーヂン。
甲状腺ホルモンを補充するお薬です。
後者の方は、完治できないため、一生飲まなければなりません。
新陳代謝が悪くなる病気でもあるため、それもあって毎日運動をしていることもあります。
しかしながら、最近、なんだかお薬を飲むのに、嫌気が差してきてしまって、
チラーヂンを1週間前くらいから飲むのをやめてしまいました。
これのせいで、日曜日の夜中に突然、気持ち悪くなって目が覚め、まぶたが重い、視点が合わない、ふらつく、めまい、吐き気、、、頭がしめつけられる症状が起こり、天海祐希さんの心筋梗塞のことを想い出したり、もしや脳に転移とか色々浮かんでしまい、怖くなって救急で、真夜中に聖路加病院へ行くことになってしまいました
とりあえず検査をしましたが、心筋梗塞のような緊急を要する症状ではないとのことで、ホッ-。
しかしながら、甲状腺機能の低下は大いに考えられるとのことで、
薬をやめたことがばれ、同行してくれた夫に大変怒られ、
よくよく冷静に考えてみればなんてバカなわたし・・・と、落ちました
言い訳としては、完全に感情に流されてしまったのです。
●橋本病は、30代を過ぎると気がつかないでこの病気になっている人が多いということから、気がつかないことにしてしまおうか、という悪魔のささやき
●乳がんのお薬が新しいものに変わってから、副作用がピークになっていたこと。(倦怠感、関節の痛み、吐き気)
●身体の異変に神経質で痛みに弱いため、気になりすぎる。
●がんという病気に振り回されるのに飽き飽きしていた。(この病気のことも忘れてしまいたい)
●通院している甲状腺の専門の病院が何しろ混んでいて(朝5時50分に受付に行っても1番になれない)、行くのが憂うつでつい後回しになる。
●チラーヂンを飲まずに、民間療法(漢方、アーユルベーダなど)に頼ろうと思ってしまった。
以上のような理由により、
もう~いやぁ~!!
やめちゃえー!
という感情の勢いだけで、やめてしまった次第でございます。
こんな小さなお薬だけど、身体の機能をコントロールしてくれていること、
あらためて、お薬の存在について深く考えました。
この一粒のお薬のために、何年ももしかしたら何十年もかかって研究してくれた人たちにも感謝しなければ。。。
何より、先生を信用しないといけない。
チラーヂンに関しては、やっと順番が来て診察室に入ると、
検査の結果を見て、はい、このお薬でまたお願いします、と言われ、1分で診察が終わるスタイル。
なんだかなー、と空しさのような、寂しい気持ちで診察室を出る感じ。
愚痴になりました
(でも、もしかしたら同じ人がいたらと思って、私の体験をシェアしています)
救急外来の先生から、今週きちんと検査に行くように言われていたので、いい機会なので、
違う専門の病院へ行ってみました。
これがよかったー!
こちらも混んではいますが、しっかりと話を聴いてくれる、何より先生の真摯な態度が大変和む
自由が丘にありながらも、町の小さな診療所のような感じですが、とてもあたたかい空気が漂っていて、ホッとします。
検査をして、結果が出るまで1時間待たなければなりませんが、自由が丘でショッピングも楽しいしー
そのとき、思わず買ってしまった笑い袋~!
これで、私のもうひとつのライフラインがつながりましたー
めでたし、めでたし。
これからはきちんとお薬を飲みます
乳がんだけで精一杯だったので、どこかで橋本病とも向き合う時間が必要だったということで。
家族や友人には、お騒がせな数日間で申し訳なかったです
検査の結果、予想通り、以前より多少甲状腺の機能が低下してはいましたが、
いつも通り、運動してもよいとのこと。
これができないと、私の息が詰まるので、ほんとによかったー!
昨日の夜から、いつかのトライアスロン出場に向けての、スイムの練習もスタートしました
やっぱり、水泳は、リンパ浮腫にもとてもいいです。
身体もすっきり、怠さも抜けました。
まあ、色々大変ですが、自分の身体と仲良く話し合って、がんばるしかありません。
ちょうどこのタイミングで、Japan for LIVESTRONGの仲間である血液がん・ホジキンリンパ腫を克服して、トライアスロンやウルトラマラソンにも出場して、いつも笑顔で元気にがんばっている牧野かおりさんがfacebookに投稿したメッセージを紹介します。
とっても気持ちがよくわかるのー
私は、少し前まで、息子のために、治すために生きている、という感じが非常に強かったのですが、
そろそろ、私から手を離れて自立しようとしている高3の息子を信頼できるようになってきたこともあり、
彼女の気持ちに深く共感しています
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よく聞かれるのよね。
「がんを乗り越えるために何かしていますか?」
「食べ物について何か、気をつけていますか?」
んー。
自分が好きなことをして、好きなものを食べるのが心にも体にもいいんじゃないかなぁ?
って、私は思うんだ♪
治すために生きてるわけじゃ、ないからさ。
走ったり泳いだりしたいから、そのためにどうしたらいいのか?を考えてるよ。
治らなくても走ったり泳いだり、できるからね。
確かに治すことも大切、だけど、自分の人生そのものを生きることを一番大切にしたいな★
したいこと、できることをしていこう。
By Kaori Makino