棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2--きぼうのて展

2012-06-15 07:27:27 | 山郷の暮し
  「きぼうのて」展のパンフの一部を紹介いたします。
「きぼうのて」それは・・・未来を作る手
 2011-3-11、東京の子供たちも、これまでに経験することのない大きな揺れに直面しました。
揺れがおさまり校庭に避難する多くの子供たちの目には、涙が浮かんでいました。そして今、落ち着きを戻しながら、新たな不安と困難を子供たちは目の当たりにしています。
 2011年6月、私は5年生に「被災地を勇気付けるような作品を作ろう」と投げかけました。子供たちからは次のような意見がでました。
「作品を作ってどうするの?」「誰が見てくれるのかな?」「作らなければ見てくれないよ」「作って、送ったらどうかな」「そうだ被災地で展示してもらおう」
「でも、そんなの迷惑じゃないかな」「それどころじゃない、迷惑だよ」「じゃあ作らないほうがいい?」
子供たちの話し合いは、聞いているとまっとうで、とても確かなものでした。
「これから一緒に考えよう。展示してもらえるかは、今はわからない」「やめようか・・それとも・・やっぱり作ってみよう」・・・逡巡を伴う問いかけの中で
プロジェクト「きぼうのて」の製作がスタートしました。・・・・・・つづく
 私の製作もまったく同じで、発想から(思いつき)ら具体的に製作に入るまでの迷い葛藤が子供たちの言葉そのものでした。  続く

6/17(日)は私の「東日本大震災を描く」ギャラリートークです。

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